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埼玉県は「教育・子育て」のイメージが日本一!

埼玉県は「教育・子育て」のイメージが日本一!

都道府県魅力度ランキングは45位と低迷する埼玉県。ところが「教育・子育ての県」のイメージでは2年連続で日本一! 埼玉県の魅力の現状を分析し、地域ブランドとしての問題点と、上昇のポイントをまとめてみた

低迷する埼玉県の魅力度の原因は?

埼玉県の魅力度は低迷している。2022年の魅力度は全国45位。東京都は4位、神奈川県は6位、そして千葉県は13位と首都圏の各都県は上位にランクインしているにもかかわらず、埼玉県の順位は低い。2020年の魅力度は38位だったが、それ以外の年はほぼ40位を下回っている。
なぜ埼玉県の魅力度の順位は低いのだろうか。その原因を分析してみる。


まずは魅力度に関する回答結果を分析してみる。
埼玉県に対して「とても魅力的」と答えた人は3.6%と少ない。「やや魅力的」は21.6%いるのに対し、「とても魅力的」との回答はあまりにも少ない。東京都を「とても魅力的」と答えた人は18.9%、神奈川県は18.8%、千葉県では12.0%であるのと比べると少ない。つまり「とても魅力的」と答える人が少ないのが埼玉県の弱点と言える。

しかし、希望はある。千葉県は2020年に「とても魅力的」と答えた人はわずかに3.9%だった。ところがわずか2年間で12.0%にまで増えている。つまり、埼玉県も急増する可能性はあるということだ。


回答者の居住地別に分析してみると、関東居住者では「とても魅力的」が5.0%、「やや魅力的」が27.9%いるのに対し、近畿居住者や中四国居住者ではいずれもほぼ半数しか魅力を感じていない(左下グラフ)。つまり、埼玉県の魅力が西日本で十分に伝わっていないということになる。

次に、回答者の年代別に分析すると、20代で埼玉県を「とても魅力的」と答えた人は6.0%、「やや魅力的」が27.2%と答えているのに対し、60代では「とても魅力的」が2.8%、「やや魅力的」が13.4%と、いずれも20代のほぼ半数となっており、年代の高い人の評価が低いことがわかる(左上グラフ)。

埼玉県の魅力を高める方法として、若い世代が「魅力」と感じている原因を探り、それを強く打ち出していくという方法がある。では、若い世代が感じている埼玉県の「強み」とは何か。それを分析してみる。

教育・子育てのイメージは2年連続全国1位!

地域ブランド調査には89項目の評価指標があるが、それらについて埼玉県の順位を見てみると、魅力度をはじめ、観光意欲度(46位)、食品想起率(47位)など、20を超える項目で40位を下回っている。ところが、「スポーツの参加・観戦が楽しめる」との評価が全国5位、「生活に便利・快適な地域」が全国4位など、全国で10位以内の項目が、なんと26項目もある。

その中で特筆すべきは、「教育・子育ての地域」のイメージが2年連続で日本一!となっていることだ。


「教育・子育て」のイメージは首都圏の都県が高くなっているが、その中でも埼玉県は東京都や神奈川県などを大きく引き離して全国1位となっている。また、2020年には5.1%、21年は7.5%、そして22年は8.1%とそのイメージも年々上昇している。

もうひとつの埼玉県の強みとしては「スポーツ」がある。サッカーの浦和レッズ、野球の西武ライオンズなどプロの人気チームがあるほか、アマチュアスポーツでも強いチームが目白押し。そうしたことから、「スポーツの参加・観戦が楽しめる」との評価では全国5位となっている。

つまり、教育・子育てと、スポーツという強みが埼玉県にはある。一方で、「食事がおいしい」のイメージは47位、「地元産の食材が豊富」は45位と低迷している。
埼玉県はうなぎの名店も多く、県内は古くから小麦の産地でもあり、うどんなどの特産品もある。狭山茶や川越いも、深谷ネギなどのブランド産品もあり、里芋の生産高は全国1位、ほうれん草や小松菜などは2位など農産品も豊富だが、そうした魅力が十分に伝わっていないようだ。

教育・子育てやスポーツなどの強いイメージを武器として、埼玉県の魅力を全国に伝わるようにしていいけば、埼玉県のイメージアップも十分に可能だろう。

連載:地域ブランド調査分析レポート

過去の記事は、弊社が運営するYoutubeチャンネルでも動画記事として公開しております。
是非そちらもご視聴ください。
ブランド総合研究所(Youtube)

地域ブランド調査2022 調査概要

<調査内容>
「地域ブランド調査2022」は、ブランド総合研究所が年1回実施している調査で、2006年にスタートし、今回が第17回目。調査対象は全792市(2022年4月末現在)と東京23区、および地域ブランドへの取り組みに熱心な185の町村を加えた計1000の市区町村、そして47都道府県です。各地域に対して魅力度など全89項目の設問を設け、地域のブランド力を、消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化しました。

<調査概要>
・ 調査方法 インターネット調査
・ 回答者 20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収し、
日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計した
・ 有効回収数 34,768人(一人の回答者に対して市区町村の調査票では20地域、
都道府県については15または16地域を提示し、それぞれについて回答してもらった。
なお、地域ごとの回答者数は都道府県は平均で1,056人、市区町村は平均で632人)
・ 調査対象 全国1,000の市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
・ 調査時期 2022年6月22日~7月4日
・ 調査項目 認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、情報接触経路(「旅やグルメに関する番組」など14項目)、地域コンテンツの認知(「海・山・川・湖などの地理的名称」など17項目)、訪問経験(「行楽・観光のため」など6項目)、地域資源評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など17項目)、地域の特性(「歴史・文化のまち」など14項目)、地域イメージ(「あこがれる」など14項目)、産品想起率(食品、非食品をそれぞれ自由記述)の計89項目 

地域ブランド調査2022ニュースリリース(PDF)はこちらから

関連ページ

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・都道府県結果(魅力度ランキング等)はこちらから   
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