都道府県魅力度ランキング(上位県)
都道府県の魅力度平均は大きく上昇した前年の26.4点から、今年も1.3点上昇し27.7点となっており、38都府県の点数が上昇している。
都道府県の中で最も魅力度が高かったのは北海道で73.3点。都道府県の調査を開始した2009年から14年連続で1位となった。前年は10点以上上昇したが、今年は0.1点の低下でほぼ横ばいとなった。回答者割合は「とても魅力的」が56.0%、「やや魅力的」が34.5%で、合計90.5%の回答者が北海道を「魅力的」と答えている。
2位は京都府でこちらも14年連続の2位。点数は57.3点で、前年の56.4点から0.9点と小幅の上昇となっている。「とても魅力的」と「やや魅力的」の合計は77.4%となっている。
3位は沖縄県で53.6点。前年の54.4点から0.8点の低下となっている。ただし、2020年の魅力度(44.1点)と比較すると、10点以上高くなっている。
4位は東京都で49.3点。東京都は2020年に魅力度が大幅に低下し36.4点だったが、その後点数は継続して上昇している。
5位は大阪府で43.2点で前年よりも1.2点の上昇で同府の最高点を更新している。
※魅力度は、提示した地域名に対して「どの程度魅力的に思うか」を質問し「とても魅力的」から「まったく魅力的でない」までの5段階評価で回答してもらい、そのうち「とても魅力的」と「やや魅力的」と各地域を「魅力的」と回答した回答者割合のみを反映し、それぞれ選択肢に付与した点数(重み)を加重平均したもの。
魅力度=100点×「とても魅力的」回答者割合 + 50点×「やや魅力的」回答者割合
なお、各県の魅力度項目での回答者比率は下記の通り。
魅力度上位県の他項目結果
魅力度1位の北海道は、観光意欲度、産品想起率(食品、食品以外)で1位で居住意欲度も2位となっており、居住・観光・産品のあらゆる面で高い行動意欲を消費者に抱かれていることが分かる。
2位の京都府は観光意欲度(2位)を筆頭に、居住意欲度(4位)、産品(食品以外)想起率(4位)で高い評価を得ている。
3位の沖縄県は、観光、食品、産品想起率でそれぞれ3位となっている。
魅力度上位5位は他の項目でも上位に複数ランクインする中、4位の東京都は食品、5位の大阪府は産品において、順位が低くなっている。