MENU
【弊社社員を装った迷惑メール(なりすましメール)にご注意を】 添付ファイルの開封や記載URLへのアクセスを行わず、メールを削除していただくようお願い致します。
SDGs評価、1位はサントリー。上昇1位はヤクルト【飲料・食品】

SDGs評価、1位はサントリー。上昇1位はヤクルト【飲料・食品】

ブランド総合研究所は国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を実施。その結果から、飲料・食品業界グループのSDGs評価ランキングを紹介する。

【飲料・食品】2位アサヒ、3位ヤクルトは前年から大幅アップ


「あなたは各社がSDGs(持続的な開発目標)への取り組みをしていると思いますか」との設問に、「積極的に取り組んでいる」、「少し取り組んでいる」、「どちらともいえない」、「あまり取り組んでいない」、「全く取り組んでいない」の5段階で回答してもらった結果から、「積極的に・・・」を100点、「少し・・・」を50点、そのほかの回答およびその企業を「名前も知らない」と答えた人を0点に加重し、回答者全員の平均点を算出した。
なお、1社あたりの回収数は1000人、有効回答数は867人、全体の調査対象企業は260社。

 飲料・食品の業種グループはSDGs評価が高い企業が多い。260社のうち上位50位以内に飲料・食品業種に属する企業がおよそ3分の1にあたる17社も入っている。なお、30社平均では16.6点となっており、これは10の業種グループの中で一番高い値となった。

 同業種グループの中で最も評価が高かったのはサントリーで、260社全体では5位。「水と生きる」を企業理念としているだけあって、「6.安全な水とトイレを世界中に」では260社中3位となっている。

 2位のアサヒビールは前年の23位(210社中)から9位(260社中)へと大幅にランクアップ。ESG項目で「商品やサービスが信頼できる」が260社中で3位と高い。
 ちなみに、この項目で全企業中で1位は日清食品。同社のSDGs評価は前年は業界2位だったが、残念ながら今回は6位へとダウンした。NHKドラマ『まんぷく』での効果が少し弱まってきている可能性がある。
 また、同項目の2位はカゴメとなったが、ランキング上位のほとんどを飲料・食品業界が占めていることから、日本の食品に対して、消費者からの信頼はかなり高いことがわかる。

 3位はヤクルト。同社は前年度も調査対象であった210社のうち、前年からの伸びが最も大きかった。同社を「SDGsに本格的に取り組んでいる」と評価した人は10.9%で、前年の7.4%よりも増えており、点数は14.7点から19.3点へと大幅に増加した。また、対象企業全体での順位も58位から11位へとランクアップしている。

 同社は、2021年に発売した乳酸菌飲料『Y1000』が売り切れるほどの人気を博した。これは、乳酸菌によるストレス緩和などの効果を前面に打ち出した商品である。こうした消費者の健康につながる研究や商品が、その企業のSDGsイメージを大きく引き上げることにつながったと思われる。

 5位は味の素AGF。同社は徳之島でコーヒー生産支援プロジェクトを展開しているほか、バリューチェーン全体で持続可能な原料調達に取り組んでいる。

 そのほか、飲料・食品では伊藤園、キユーピー、キリンビール、ハウス食品、味の素、雪印メグミルク、日本コカ・コーラ、サッポロビール、森永製薬などが上位にランクインしている。

※当調査では「SDGsのゴール別評価」や「ESGイメージ(11項目)」「SDGs情報の入手経路」などについても、各企業の評価を数値化している。

調査概要

第3回企業版SDGs調査2022は、20歳以上の男女を対象に、2022年7月27日から30日にかけてインターネットで調査を実施し、各社1,000人(1人の回答者には10社について評価)となるように計26,000人の回答を集めた。不完全回答や信頼度の低い回答は集計対象外としたため、計22,554人を集計した。調査は各社のSDGs取組の評価、17ゴール別の評価、ESG活動の評価、情報入手経路などについての設問を設けたほか、各社の好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲などについての質問も設け、SDGs活動による各社の企業評価への影響度を分析した。

結果リリースのダウンロード
企業版SDGs調査特設サイトはこちら

・調査方法   インターネット調査
・調査対象  47都道府県の登録調査モニター(20歳以上)から年代・性別に均等に回収
・総回収数  計26,000人 (各社1,000人となるように回収)
・有効回答数 計22,554人 (各社の回答者数は831~905人)
・調査時期  2022年7月27日~7月30日
・調査項目  SDGs認知: SDGsに関する認知度
       SDGs評価: SDGs取組評価、ゴール別評価、情報入手経路、ESG活動
       企業評価: 企業認知度、好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲
       回答者属性: 年齢、性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

調査対象一覧

調査報告書

商品説明が載っているパンフレットはこちら

•総合報告書+個別報告書セット: 165,000円 総合報告書+個別報告書
•総合報告書: 99,000円 A4判 約200ページ
       調査対象とした企業全社(260社)の結果をまとめた報告書で、前年のデータも掲載
•個別報告書: 99,000円 A4判 約25ページ
       ご希望の企業(1社)の結果、属性クロス等を表やグラフ等でわかりやすくまとめた報告書。
       クロス集計表のほか、個別の分析と3年分の結果など総合報告書には内容をまとめています。
       ※競合企業など結果を希望の方は33,000円/社追加
•データCD: 33,000円(オプション。データCDだけの注文はできません)
       お申し込みいただいた報告書のデータを収録(Excel、PDF)
•追加調査パッケージ: 198,000円
           ご指定の企業や具体的な商品・サービス、活動等の認知度、理解度、
           イメージなどについて追加調査を行うもの。※詳細はお問い合わせください。
• 報告会、セミナー: 110,000円~
           調査結果を基にセミナーまたは研修会を実施(報告書、交通費は別途)

※表示の価格は全て税込の価格です。

申し込み

パンフレットと特設サイト

お問合せ

株式会社ブランド総合研究所 
担当.摺木
特設ページ:https://news.tiiki.jp/Corpsdgs2022

Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: sdgs[アットマーク]tiiki.jp
※送信時は[アットマーク]を@(半角)に変換しお送りください。

関連記事

SDGs調査記事一覧

◆企業版SDGs調査2022
・ 消費者によるSDGs評価1位は3年連続でトヨタ(調査結果概要)
・ 調査対象企業一覧
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【機械・金属】
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【電機・電子】
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【飲料・食品】
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【流通・飲食】
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【情報・教育】
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【輸送】
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【金融】
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【紙・化学・繊維】(近日公開予定)
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【エネルギー】(近日公開予定)
・ SDGs評価が高い企業ランキング2022【建設・不動産】(近日公開予定)

◆企業版SDGs調査2021
・ 企業のSDGs取り組みを消費者が評価。
・ 「女性が働きやすい企業」1位はワコール
・ 「スポーツや文化活動に熱心な企業」1位はミズノ

◆地域版SDGs調査2022
・ 「住民によるSDGs評価は鳥取県が3年連続1位」
・ 地域への貢献度ランキング、1位はトヨタ(愛知)、2位はハウステンボス(長崎)
・ "住民による"都道府県・魅力度ランキング、1位は沖縄県

◆地域の持続性調査2022
・ 幸福度1位は沖縄県(2年連続)。愛着、定住意欲と3冠に
・ 都道府県・持続度ランキング1位は沖縄県(3年連続)。上位は九州地方が独占

調査対象企業【飲料・食品】

サントリー、アサヒビール、ヤクルト、カゴメ、味の素AGF、日清食品、伊藤園、キユーピー、キリンビール、ハウス食品、味の素、雪印メグミルク、日本コカ・コーラ、サッポロビール、森永製菓、カルビー、山崎製パン、ロッテ、森永乳業、ニッスイ、カルピス、日清オイリオ、明治、キッコーマン、日清製粉、ネスレ日本、日本ハム、UCC上島珈琲、マルハニチロ、不二製油

この記事のライター
関連記事
国内の有力企業での企業間取引において、「SDGsへの取組を行っている企業や、環境負荷が低いなど持続可能な商品・サービスを優先している(サステナブル購買)と答えた人は35%を占めた。特に相手企業や商品が「購買や調達する際の選定条件としている」との回答が8.8%、「一部の購買や調達で選定条件としている事がある」は9.9%、合計で18.7%にも達している(「B2B企業のSDGs調査2023」より)
公開: 2023-05-16 08:18:00
(募集終了) 国内の有力なBtoB企業およびSDGsへの取り組みが熱心な企業を対象する「B2B企業のSDGs調査2023」の対象企業260者が確定した。これは2019年から毎年実施している「企業版SDGs調査」のB2B企業版で、5月に調査開始し、6月上旬に発表予定。その調査対象のとなるB2B企業260社が確定した。 10の業種グループごとに売上高が大きい企業と、SDGsに熱心な企業、調査対象を希望する企業などを対象に250社を予定していたが、応募が予定を上回ったため、260社に企業数を変更して実施する。
公開: 2023-04-17 18:28:09
企業のSDGsの評価に最も関係が深いのが「環境」への取組。そこで、主要企業の中で消費者が「環境に配慮している」と感じている企業のランキングを「企業版SDGs調査2022」より作成した。 その結果、最も高い企業はトヨタ自動車で2年ぶりに首位となった。2位は前年1位の住友林業、3位は日産自動車、4位は積水ハウス、5位は大和ハウス工業となり、上位には自動車および住宅メーカーが占めている。
公開: 2023-04-09 17:15:53
株式会社ブランド総合研究所では、魅力度ランキングでおなじみの「地域ブランド調査」のほかに、都道府県の住民に対し幸福度をはじめ、愛着度や定住意欲度など、地域の持続性につながる指標について調査する「第4回地域の持続性調査」も実施しています。(調査期間:2022年5 月 20~26 日)  その結果、住民が最も「幸せである」と感じているのは沖縄県で2年連続1位となりました。
公開: 2022-10-08 15:24:01
株式会社ブランド総合研究所では、魅力度ランキングでおなじみの「地域ブランド調査」のほかに、都道府県の住民に対し幸福度をはじめ、愛着度や定住意欲度など、地域の持続性につながる指標について調査する「第4回地域の持続性調査」も実施しています。(調査期間:2022年5 月 20~26 日) その結果、地域の持続性を評価する持続度が最も高かったのは沖縄県で3年連続1位となりました。 
公開: 2022-10-08 15:19:18
最新記事
国内の有力企業での企業間取引において、「SDGsへの取組を行っている企業や、環境負荷が低いなど持続可能な商品・サービスを優先している(サステナブル購買)と答えた人は35%を占めた。特に相手企業や商品が「購買や調達する際の選定条件としている」との回答が8.8%、「一部の購買や調達で選定条件としている事がある」は9.9%、合計で18.7%にも達している(「B2B企業のSDGs調査2023」より)
公開: 2023-05-16 08:18:00
株式会社ブランド総合研究所は2006年より毎年実施している「地域ブランド調査」を、本年も6月から7月にかけて実施する予定です。調査実施に先立ち、町村で調査対象をご希望の自治体様に対して調査エントリーの募集をいたします。
公開: 2023-05-15 12:00:00
「香川・愛媛せとうち旬彩館」(東京・新橋)の2階にある「かおりひめ」・「工芸品・雑貨ショップ」が運営事業者の変更に伴い、4月1日(土曜日)より営業を休止していたが、4月12日に営業を再開! 郷土・せとうち料理を提供する「かおりひめ」では、営業再開の記念として、愛媛県産真鯛と香川県産オリーブオイルを使った「鯛茶漬け」の提供を新たに始めています。
公開: 2023-04-28 10:26:41
日本各地には、その地域特有の産品がある。そこで認知度の高い産品のランキングを作成した。出典は「都道府県魅力度ランキング」で知られる「地域ブランド調査2022」の1000市区町村版から、各地の伝統工芸品や地場産業品の購入意欲度の順とした。その結果1位は今治タオルとなったが、そのランキングには大きな課題が浮かび上がってくる。
公開: 2023-04-19 17:24:53
地域活性化につながる調査や事業に取り組むスタッフを新たに募集。募集職種は調査部(リサーチャー、アナリスト、調査員)、地域振興部(コンサルタント、地域活性化すフタッフ、企画)で、2023年5月末日締切。募集数は若干名。
公開: 2023-04-19 16:13:00

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
get_app
ダウンロードする
キャンセル