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2年連続1位のENEOSと、3位に追い上げたコスモ石油【エネルギー】

2年連続1位のENEOSと、3位に追い上げたコスモ石油【エネルギー】

株式会社ブランド総合研究所は国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を実施。その結果から、エネルギー業界グループのSDGs評価ランキングを紹介する。

【エネルギー】1位はENEOSだが、コスモ石油との差は縮まる


「あなたは各社がSDGs(持続的な開発目標)への取り組みをしていると思いますか」との設問に、「積極的に取り組んでいる」、「少し取り組んでいる」、「どちらともいえない」、「あまり取り組んでいない」、「全く取り組んでいない」の5段階で回答してもらった結果から、「積極的に・・・」を100点、「少し・・・」を50点、そのほかの回答およびその企業を「名前も知らない」と答えた人を0点に加重し、回答者全員の平均点を算出した。
なお、1社あたりの回収数は1000人、有効回答数は867人、全体の調査対象企業は260社。

 エネルギーグループの中で、最もSDGs評価が高かったのは前年に引き続きENEOSだったが、同社は前年の18.9点(210社中7位)から16.9点(260社中35位)へと評価が低下している。17ゴール別評価では「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」の項目でENEOSは前年の23.0%(210社中1位)から18.7%(260社中2位)へと評価する人の割合が大きく減少したことが、SDGs評価低迷の要因と思われる。

 一方で、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」の評価で最も高くなったのはコスモ石油で、前年の15.7%(210社中7位)から18.7%(260社中1位)へと3.0ポイント上昇した。コスモ石油は、風力発電に本格的に取り組んでおり、トップランナーを目指すとの方向性を明らかにしている。
 SDGsへの取り組みに対しては「本格的に取り組んでいる」との回答が8.2%で前年の6.6%より増加。SDGs評価の点数は15.9点(260社中67位)で前年の14.1点(210社中71位)より上昇した。

 なお、出光興産は同グループ5位で、前年の12.9点(210社中100位)から14.1点(260社中116位)へと、点数は大きく上昇している。

 同グループ2位は東京電力。「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」へ取り組んでいると評価した人は16.7%で、前年の14.8%より上昇している。「13.気候変動に具体的な対策を」は5.3%で3位(260社中)と、前年の3.5%(210社中22位)より大幅に上昇した。なお、同社はSDGs関連情報の入手経路として「環境やSDGs、ESG、IR等の報告書」と答えた人が3.8%で、これは260社中で最も多かった(前年は3.0%で12位)。

 4位は東京ガスで、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」は15.8%(前年14.2%)で、「13.気候変動に具体的な対策を」は4.4%で9位と、前年の3.6%(19位)より大幅に上昇している。


※当調査では「SDGsのゴール別評価」や「ESGイメージ(17項目)」「SDGs情報の入手経路」などについても、各企業の評価を数値化している。

調査概要

第3回企業版SDGs調査2022は、20歳以上の男女を対象に、2022年7月27日から30日にかけてインターネットで調査を実施し、各社1,000人(1人の回答者には10社について評価)となるように計26,000人の回答を集めた。不完全回答や信頼度の低い回答は集計対象外としたため、計22,554人を集計した。調査は各社のSDGs取組の評価、17ゴール別の評価、ESG活動の評価、情報入手経路などについての設問を設けたほか、各社の好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲などについての質問も設け、SDGs活動による各社の企業評価への影響度を分析した。

結果リリースのダウンロード
企業版SDGs調査特設サイトはこちら

・調査方法   インターネット調査
・調査対象  47都道府県の登録調査モニター(20歳以上)から年代・性別に均等に回収
・総回収数  計26,000人 (各社1,000人となるように回収)
・有効回答数 計22,554人 (各社の回答者数は831~905人)
・調査時期  2022年7月27日~7月30日
・調査項目  SDGs認知: SDGsに関する認知度
       SDGs評価: SDGs取組評価、ゴール別評価、情報入手経路、ESG活動
       企業評価: 企業認知度、好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲
       回答者属性: 年齢、性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

調査対象一覧

調査報告書

商品説明が載っているパンフレットはこちら

•総合報告書+個別報告書セット: 165,000円 総合報告書+個別報告書
•総合報告書: 99,000円 A4判 約200ページ
       調査対象とした企業全社(260社)の結果をまとめた報告書で、前年のデータも掲載
•個別報告書: 99,000円 A4判 約25ページ
       ご希望の企業(1社)の結果、属性クロス等を表やグラフ等でわかりやすくまとめた報告書。
       クロス集計表のほか、個別の分析と3年分の結果など総合報告書には内容をまとめています。
       ※競合企業など結果を希望の方は33,000円/社追加
•データCD: 33,000円(オプション。データCDだけの注文はできません)
       お申し込みいただいた報告書のデータを収録(Excel、PDF)
•追加調査パッケージ: 198,000円
           ご指定の企業や具体的な商品・サービス、活動等の認知度、理解度、
           イメージなどについて追加調査を行うもの。※詳細はお問い合わせください。
• 報告会、セミナー: 110,000円~
           調査結果を基にセミナーまたは研修会を実施(報告書、交通費は別途)

※表示の価格は全て税込の価格です。

申し込み

パンフレットと特設サイト

お問合せ

株式会社ブランド総合研究所 
担当.摺木
特設ページ:https://news.tiiki.jp/Corpsdgs2022

Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: sdgs[アットマーク]tiiki.jp
※送信時は[アットマーク]を@(半角)に変換しお送りください。

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調査対象企業【エネルギー】

ENEOS、東京電力、コスモ石油、東京ガス、出光興産、関西電力、大阪ガス、四国電力、中部電力、東北電力、九州電力、北海道電力、北陸電力、東邦ガス、岩谷産業

この記事のライター
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