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SDGs評価1位はイオン。地域貢献効果が高い【流通・飲食】

SDGs評価1位はイオン。地域貢献効果が高い【流通・飲食】

ブランド総合研究所は国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を実施。その結果から、流通・飲食業界グループのSDGs評価ランキングを紹介する。

【流通・飲食】地域貢献への評価が高いイオンが1位に


「あなたは各社がSDGs(持続的な開発目標)への取り組みをしていると思いますか」との設問に、「積極的に取り組んでいる」、「少し取り組んでいる」、「どちらともいえない」、「あまり取り組んでいない」、「全く取り組んでいない」の5段階で回答してもらった結果から、「積極的に・・・」を100点、「少し・・・」を50点、そのほかの回答およびその企業を「名前も知らない」と答えた人を0点に加重し、回答者全員の平均点を算出した。
なお、1社あたりの回収数は1000人、有効回答数は867人、全体の調査対象企業は260社。

 流通・飲食の業種グループは、飲料・食品グループに次いでSDGs評価が高かった。全業種(260社)の中で2位のイオンや、3位のユニクロなど、全体順位の上位10位までに5社がランクインしている。

 1位のイオンは、回答者の14.5%が「地域に貢献している」と答えるなど、地域貢献への評価は260社の中で最も高い。全国のイオンモールで「わたしのまちのSDGs」という顧客と一緒にSDGsを体験するイベントを実施したり、イオン環境財団が中心となり、植樹活動や「イオン生物多様性みどり賞」の表彰などを展開したりしている。

 2位のユニクロは「作る責任、使う責任」において全企業中3位と高い評価を得ている。特に若い世代からの評価が高いのが特徴だ。また、SDGsの17ゴールのうち「1.貧困をなくす」でも4位と高い。

 3位のスターバックスは2021年12月には、サステナビリティに特化したグリーナーストアをオープンしたほか、コーヒー豆のカスをたい肥や飼料にして野菜や牛を育てる仕組みの構築などに取り組んでいる。

 4位のマクドナルドは「1.貧困をなくす」において260社中で最も評価を得ている。また、同社は「若い世代を活かしている」の評価も最も高かった。SDGsへの取り組みを、「働く人」という視点で強く打ち出しているのが、消費者から高い共感と評価につながっているのだろう。

5位の無印良品は世界の食糧危機対策の一環として、徳島大学と連携して環境負荷の小さいコオロギを使った商品開発を展開。「コオロギチョコ」や「コオロギせんべい」などを販売している。

6位から8位はコンビニの大手3社が並んだ。いずれもSDGs評価の点数は高いが、17ゴール別の評価では突出して高い評価を得ている項目がないことから、コンビニエンスとして主体的に取り組んでいる具体的な活動があるというのではなく、飲料や食品企業の取り組みに触れ合う場所として評価されている可能性がある。

そのほか、ニトリ、イトーヨーカドー、全国生活協同組合、モスバーガー、すかいらーく、ワークマン、ヤマダデンキなどが上位にランクインした。


※当調査では「SDGsのゴール別評価」や「ESGイメージ(11項目)」「SDGs情報の入手経路」などについても、各企業の評価を数値化している。

調査概要

第3回企業版SDGs調査2022は、20歳以上の男女を対象に、2022年7月27日から30日にかけてインターネットで調査を実施し、各社1,000人(1人の回答者には10社について評価)となるように計26,000人の回答を集めた。不完全回答や信頼度の低い回答は集計対象外としたため、計22,554人を集計した。調査は各社のSDGs取組の評価、17ゴール別の評価、ESG活動の評価、情報入手経路などについての設問を設けたほか、各社の好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲などについての質問も設け、SDGs活動による各社の企業評価への影響度を分析した。

結果リリースのダウンロード
企業版SDGs調査特設サイトはこちら

・調査方法   インターネット調査
・調査対象  47都道府県の登録調査モニター(20歳以上)から年代・性別に均等に回収
・総回収数  計26,000人 (各社1,000人となるように回収)
・有効回答数 計22,554人 (各社の回答者数は831~905人)
・調査時期  2022年7月27日~7月30日
・調査項目  SDGs認知: SDGsに関する認知度
       SDGs評価: SDGs取組評価、ゴール別評価、情報入手経路、ESG活動
       企業評価: 企業認知度、好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲
       回答者属性: 年齢、性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

調査対象一覧

調査報告書

商品説明が載っているパンフレットはこちら

•総合報告書+個別報告書セット: 165,000円 総合報告書+個別報告書
•総合報告書: 99,000円 A4判 約200ページ
       調査対象とした企業全社(260社)の結果をまとめた報告書で、前年のデータも掲載
•個別報告書: 99,000円 A4判 約25ページ
       ご希望の企業(1社)の結果、属性クロス等を表やグラフ等でわかりやすくまとめた報告書。
       クロス集計表のほか、個別の分析と3年分の結果など総合報告書には内容をまとめています。
       ※競合企業など結果を希望の方は33,000円/社追加
•データCD: 33,000円(オプション。データCDだけの注文はできません)
       お申し込みいただいた報告書のデータを収録(Excel、PDF)
•追加調査パッケージ: 198,000円
           ご指定の企業や具体的な商品・サービス、活動等の認知度、理解度、
           イメージなどについて追加調査を行うもの。※詳細はお問い合わせください。
• 報告会、セミナー: 110,000円~
           調査結果を基にセミナーまたは研修会を実施(報告書、交通費は別途)

※表示の価格は全て税込の価格です。

申し込み

パンフレットと特設サイト

お問合せ

株式会社ブランド総合研究所 
担当.摺木
特設ページ:https://news.tiiki.jp/Corpsdgs2022

Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: sdgs[アットマーク]tiiki.jp
※送信時は[アットマーク]を@(半角)に変換しお送りください。

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調査対象企業【流通・飲食】

イオン、ユニクロ、スターバックス、日本マクドナルド、無印良品、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ニトリ、イトーヨーカドー、全国生活協同組合(生協)、モスバーガー、すかいらーく、ワークマン、ヤマダデンキ、伊藤忠商事、しまむら、ドトールコーヒー、ビックカメラ、高島屋、ジャパネットたかた、三井物産、三越伊勢丹、住友商事、ロイヤルホスト、三菱商事、オイシックス、ZOZO、丸紅、らでぃっしゅぼーや、大丸松坂屋百貨店、大地を守る会

この記事のライター
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