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SDGs評価1位はANA、2位は僅差でJAL【輸送】

SDGs評価1位はANA、2位は僅差でJAL【輸送】

ブランド総合研究所は国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を実施。その結果から、輸送業界グループのSDGs評価ランキングを紹介する。

【輸送】上位は航空2社が独占、3位に佐川急便


「あなたは各社がSDGs(持続的な開発目標)への取り組みをしていると思いますか」との設問に、「積極的に取り組んでいる」、「少し取り組んでいる」、「どちらともいえない」、「あまり取り組んでいない」、「全く取り組んでいない」の5段階で回答してもらった結果から、「積極的に・・・」を100点、「少し・・・」を50点、そのほかの回答およびその企業を「名前も知らない」と答えた人を0点に加重し、回答者全員の平均点を算出した。
なお、1社あたりの回収数は1000人、有効回答数は867人、全体の調査対象企業は260社。

 輸送の業種グループでは、1位にANA、2位はJALと航空2社が上位を独占した。点数もANAが16.7点に対し、JALは16.4点とその差は僅か。

 17ゴール別評価のうちANAの方が評価が高いゴールは「人や国の不平等をなくそう」や「気候変動に対策を」、「陸の豊かさを守ろう」など9項目。
 JALが上回ったゴールは「産業と技術革新の基盤をつくろう」、「質の高い教育をみんなに」、「作る・使う責任」など7項目となった。

 航空業界では、従来の燃料に比べてCO2排出量を約80%削減することができる持続可能な航空燃料(SAF)の活用が求められている。そんな中、今年3月にはANAとJALを含む4社が共同でSAFの商用化と普及・拡大に取り組む団体を設立し、カーボンニュートラルに向けた取り組みを進めている。

 3位の佐川急便は、1990年代からCNG(天然ガス)やEVのトラックなど環境負荷の少ない車両の導入を開始。2020年末では14000台に達している。また、トラックを使わない「環境にやさしい集配」にも取り組んでいる。

 JR東日本は4位、JR東海は6位、JR西日本は8位、JR九州は10位と、JR各社の評価は各社とも比較的似通った評価となっている。鉄道は日本における旅客輸送のおよそ3割程度を担っているが、単位輸送量当たりのCO2排出量は自動車のおよそ6分の1、航空機のおよそ4分の1と少ない。そのため、物流に関してもより環境負荷の小さい鉄道を活用したロジスティックスへの移行(モーダルシフト)を打ち出す企業が増えてきている。

 各社について認知している人(「名前も知らない」と答えた人を除く)を対象として集計すると、同グループの中で最も評価が高いのは大塚倉庫で、260社中でも41位となっている。倉庫業界などのBtoB企業の活動は一般消費者にから注目されることが少ないが、上記のモーダルシフトなどをはじめ、グリーンロジスティックスでの取り組みなどを打ち出している。

※当調査では「SDGsのゴール別評価」や「ESGイメージ(11項目)」「SDGs情報の入手経路」などについても、各企業の評価を数値化している。

調査概要

第3回企業版SDGs調査2022は、20歳以上の男女を対象に、2022年7月27日から30日にかけてインターネットで調査を実施し、各社1,000人(1人の回答者には10社について評価)となるように計26,000人の回答を集めた。不完全回答や信頼度の低い回答は集計対象外としたため、計22,554人を集計した。調査は各社のSDGs取組の評価、17ゴール別の評価、ESG活動の評価、情報入手経路などについての設問を設けたほか、各社の好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲などについての質問も設け、SDGs活動による各社の企業評価への影響度を分析した。

結果リリースのダウンロード
企業版SDGs調査特設サイトはこちら

・調査方法   インターネット調査
・調査対象  47都道府県の登録調査モニター(20歳以上)から年代・性別に均等に回収
・総回収数  計26,000人 (各社1,000人となるように回収)
・有効回答数 計22,554人 (各社の回答者数は831~905人)
・調査時期  2022年7月27日~7月30日
・調査項目  SDGs認知: SDGsに関する認知度
       SDGs評価: SDGs取組評価、ゴール別評価、情報入手経路、ESG活動
       企業評価: 企業認知度、好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲
       回答者属性: 年齢、性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

調査対象一覧

調査報告書

商品説明が載っているパンフレットはこちら

•総合報告書+個別報告書セット: 165,000円 総合報告書+個別報告書
•総合報告書: 99,000円 A4判 約200ページ
       調査対象とした企業全社(260社)の結果をまとめた報告書で、前年のデータも掲載
•個別報告書: 99,000円 A4判 約25ページ
       ご希望の企業(1社)の結果、属性クロス等を表やグラフ等でわかりやすくまとめた報告書。
       クロス集計表のほか、個別の分析と3年分の結果など総合報告書には内容をまとめています。
       ※競合企業など結果を希望の方は33,000円/社追加
•データCD: 33,000円(オプション。データCDだけの注文はできません)
       お申し込みいただいた報告書のデータを収録(Excel、PDF)
•追加調査パッケージ: 198,000円
           ご指定の企業や具体的な商品・サービス、活動等の認知度、理解度、
           イメージなどについて追加調査を行うもの。※詳細はお問い合わせください。
• 報告会、セミナー: 110,000円~
           調査結果を基にセミナーまたは研修会を実施(報告書、交通費は別途)

※表示の価格は全て税込の価格です。

申し込み

パンフレットと特設サイト

お問合せ

株式会社ブランド総合研究所 
担当.摺木
特設ページ:https://news.tiiki.jp/Corpsdgs2022

Tel. 03-3539-3011(代) Fax.03-3539-3013
E-mail: sdgs[アットマーク]tiiki.jp
※送信時は[アットマーク]を@(半角)に変換しお送りください。

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調査対象企業【流通・飲食】

ANA、日本航空、佐川急便、JR東日本、日本通運、JR東海、ヤマト運輸、JR西日本、JTB、JR九州、西日本鉄道、阪急電鉄、近畿日本鉄道、日本旅行、京浜急行電鉄、東急電鉄、日本郵船、京王電鉄、小田急電鉄、アート引越センター、西濃運輸、京成電鉄、西武鉄道、JR四国、日立物流、阪神電車、JR北海道、東武鉄道、三菱倉庫、大塚倉庫

この記事のライター
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