松江城(島根県松江市)の天守が国宝指定されることが確実になった。文部科学大臣の諮問機関である文化審議会が5月15日、「松江城天守1棟」と、現在松江歴史館に収蔵されている「祈祷札2枚、鎮宅祈祷札4枚、鎮物3点」を併せて国宝に指定するように答申したのだ。
松江城は、関ケ原の合戦の後、出雲・隠岐の領主になった堀尾氏が築城したものだ。完成は1611年と言われるが、築城年を記した祈祷札が1937年以来、行方不明になってしまい、そのことが長い間、国宝指定のハードルとなっていた。
市や市民は国宝化に向けて署名活動など運動を続け、市は祈祷札発見に500万円の懸賞金を掛けて必死に探していた(これも思い切った施策である)。
この甲斐があったのか、2012年、天守からすぐ南の松江神社において、松江市史編纂事業の基礎調査を行っていた市職員らが偶然これを発見。1611(慶長16年)正月に松江城で祈祷がなされた、すなわち少なくとも1611年には松江城が完成していたことが明らかになった(なお、松江神社は懸賞金の受け取りを辞退)。
高円宮家の次女典子さまと、出雲大社権宮司の千家国麿(せんげくにまろ)さんの結婚(2014年10月)、4年ぶりの宍道湖シジミ漁獲量の日本一奪還など、めでたいニュースが続く島根県であるが、また一つ、大きな慶事が訪れた。
松江城、国宝に。懸賞金500万円の祈祷(きとう)札が決め手となる
2015年05月29日更新
松江城(島根県松江市)の天守が国宝指定されることが確実になった。文部科学大臣の諮問機関である文化審議会が5月15日、「松江城天守1棟」と、現在松江歴史館に収蔵されている「祈祷札2枚、鎮宅祈祷札4枚、鎮物3点」を併せて国宝に指定するように答申したのだ。
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