観光庁が今年1月31日から2月27日に募集していた「観光再始動事業」の第1次公募の採択結果が発表となった。この事業は、今後のインバウンドの本格的な回復を図るために、地方公共団体や観光地域づくり法人(DMO)、民間事業者などを対象に、特別な体験コンテンツやイベントなどの造成を支援するもので、3000人以上が集まるようなイベントの実施や、通常の2倍以上の単価となるような高付加価値な体験ツアーなどを対象として募集したもの。
全国から1000件が応募。高倍率に
公募の結果、全国から自治体、DMOなど観光関連団体、民間企業、交通事業者などから約1000件が応募された。その中から、審査員回答で検討した結果、139件が採択となった。
採択された案件の具体的な内容について、公表された事業タイトルに共通する特徴としては、世界遺産や日本遺産など、地域を代表するような地域資源を活用したものが多く、さらに地域の食文化や歴史などと組み合わせたツアーが多数を占めている。
また、採択地の一覧等も公表されていないが、東京や京都などの主要観光地におけるものが多い反面、観光誘客で悩む地方の町村などの採択は多くはない。
第一次採択事業一覧
4月12日から二次募集開始
第1次公募に引き続き、第2次公募を実施する。公募期間は4月12日(水)から5月10日(水)12:00まで。
第一次公募と同様に、観光再始動の特設サイトから応募が可能となる予定。
特設サイト → 観光再始動サイト