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都道府県アンテナショップ、店頭売上を上回る観光誘客効果。来店者の30%以上が来店時に観光情報を入手。コロナ禍で観光誘客効果も拡大へ

都道府県アンテナショップ、店頭売上を上回る観光誘客効果。来店者の30%以上が来店時に観光情報を入手。コロナ禍で観光誘客効果も拡大へ

都内に34店ある都道府県の「アンテナショップの実態調査2022」を実施したところ、来場者が観光情報を入手する場所として活用しており、その効果は店舗売上を上回るほどの誘客効果につながっていることが明らかになった。

このたび東京都内にある全国の道県のアンテナショップに対して、その利用実態を明らかにする「第6回アンテナショップ利用実態調査」をインターネットを利用して実施しました。
アンテナショップの人気店ランキングなどの結果は「アンテナショップの利用実態調査2022」結果レポートを参照。

この調査では、首都圏在住の消費者による各店の利用状況分析のほか、利用者の年代や男女別分析、リピート率などを分析しているほか、各店舗での「商品購入」以外での活用状況についても調査している。その結果、アンテナショップの利用者の31.8%が、訪問時に各道県のパンフレットなどの観光情報を入手しているという実態が明らかになるなど、アンテナショップが観光誘客に効果があることが浮き彫りになった。

今回の記事に関連する動画を公開中!是非併せてご視聴ください。
「都道府県アンテナショップ人気ランキング!!」

来店者の3割以上が観光情報入手。最多は秋田県の「あきた美彩館」で54%

各アンテナショップの訪問者に「過去1年間に訪問した際に、各道県の観光情報やパンフレットを入手しましたか? 」という質問に対し、「入手した」と答えた人が最も多かったのは、品川にある秋田県のアンテナショップ「あきた美彩館」で54.0%だった。

次に多かったのは、スカイツリーの店舗街ソラマチにある栃木県の「とちまるショップ」で47.8%、飯田橋にある青森県の「あおもり北彩館」で46.0%だった。調査対象となった34店の平均では31.8%と、3割を超える来店者が来店の際に観光パンフレットなどの観光情報を入手しているという結果になった。

調査対象者数は首都圏在住の20歳~79歳の男女で、年代(70~79歳は60代以上に含む)および男女別にほぼ均等に回収。サンプル数=19,917人
(表は観光情報入手率の高い上位20店)

なお、1人で複数のアンテナショップに訪問している人も多いため、今回の調査でアンテナショップに過去1年間に1店以上のショップに訪問したことがある人のうち、1店以上で観光情報を入手したことがある人は46.1%と、半数に迫るほどを占めていることが明らかになった。

対象者は過去1年間にアンテナショップに訪問したことがある人(サンプル数=4,677人)


アンテナショップの観光誘客効果

こうしたアンテナショップの観光誘客効果はどのくらいあるのだろうか。
弊社ではアンテナショップの経済効果を算出しているが、その際に用いている観光誘客効果の算出式は以下のとおり。


各項目の定義
 ・正味来店数:各店舗の来場者のうちリピートを除く純粋な来店者数(人)
 ・観光訪問率:各店舗の来場者が1年以内にその該当道県に観光に行った割合(%)
 ・観光情報入手率:各店舗で来場者が観光情報を入手した割合(%)
 ・情報寄与率:観光するにあたり参考にした情報の中で、店舗から得た情報が占める割合(%)
 ・観光消費額:観光客1人が該当道県内で消費した額(円)

観光誘客効果が、店舗売上を超えるショップも

これらの式を用いて、観光誘客に効果のあった人数を推定し、その人による地元での観光消費額と、観光による経済波及効果を産業連関表などを用いて算出すると、その合計は効果が少ない店舗の場合でおよそ店舗の物品売上額の60%、効果が大きい店舗では120%と売上高を超える額が算出されるケースもあった。

銀座にある群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」が2022年末で閉館、有楽町の交通会館の中にあった兵庫県のアンテナショップ「兵庫わくわく館」が同年3月に閉館となるなど、コロナ禍の影響で売上高が低迷している都道府県のアンテナショップを取り巻く状況は厳しくなっている。

ところが、アンテナショップは産品の販売店としてだけではなく、観光面での地域の魅力を発信したり、地域の食や商品の情報を発信するという、「アンテナ」としての役割があり、その比重はコロナ禍の中でますます高まりつつある。
また、地域産品を開発・販売している中小企業の中には、首都圏マーケティングの場としてアンテナショップを重視しているケースも少なくない。

「コロナ禍でネット販売の需要が高まったことで、地域の物販店としての存在意義が弱くなるのではないか」と不安視する声があるが、実際には34店平均での来店率は5.37%と、前年の4.58%を大きく上回り、過去最高となっており(調査結果はこちらを参照)、アンテナショップとしての存在意義は、ますます高まってきている。
一方で、消費者のアンテナショップの利用方法や、購買行動はコロナ禍前と比べて大きく変化してきている。こうしたニーズの変化に対応していけるかどうかが、アンテナショップの成否につながるのは間違いない。

関連ページ

調査概要

「第6回アンテナショップ利用実態調査2022」は、20歳~79歳の男女を対象に、2022年9月9日から11日にかけてインターネットで調査を実施し、首都圏(1都3県に住む計20,000人を対象として実施し、男女および年代(60歳~79歳は「60代以上」とした)別にそれぞれ均等に回収した。ただし、不完全回答など信頼性の低い回答を除く計19,917人の有効回答をもとに分析した。
調査対象は東京都にある、道県のアンテナショップで34店。市町村や一般企業が事業主体となっている店舗は対象外とした。
回答者には、それぞれの店舗への訪問経験や、商品の購買経験、併設している飲食店の利用経験などについて聞くとともに、今年度から新たにアンテナショップが運営しているECサイト(ネット通販)の利用経験や、アンテナショップに望むことなどの設問を加えた。

特設サイトは以下をクリック
アンテナショップ利用実態調査

・ 調査方法 インターネット調査
・ 調査対象 登録調査モニター(約450万人)から首都圏在住で20歳~79歳の男女
・ 総回収数 計20,000人 (各年代別に男女2000人ずつを回収。60代以上には70代を含む)
・ 有効回答数  計19,917人 (不完全回答など信頼性の低い回答は集計の対象外とした)
・ 調査時期 2022年9月9日~9月11日
・ 調査項目 全体指標: 都内アンテナショップの利用頻度、購入する商品分野
各店の利用状況: これまでの利用経験、過去1年間の利用状況
商品の購入状況: 各店での来店時の商品購入状況
観光情報の入手: 各店での来店時の観光情報の入手状況
来店意欲: 各店の来店意欲
飲食経験: 併設飲食店の利用経験
ECサイト利用: ECサイト(ネット通販)の利用経験
自由意見: 道県のアンテナショップに望むことや改善してほしいこと

この記事のライター
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