山梨県印章店協同組合(山梨県笛吹市石和町四日市場1566 理事長 望月 一宏)は、甲州手彫印章の新ブランドとして「伝匠印」を発表。組合で新たに作成したホームページも公開しました。
日々の生活の中で印章を使用する機会は減っていますが、「唯一無二」の自分だけの印章の需要は、個性化の時代にあって「個」を象徴するものとして、今後ますます高くなっていくと予想されます。
山梨県は「甲州手彫印章」の産地として、先人から伝承された技法で熟練した職人が印章を制作していますが、印章の素材や技法を消費者に正しく伝え、デジタル化の時代だからこそ、こだわりを持った人に本物を届けたいという想いから、組合が中心となり、組合が指定した職人の統一新ブランドとして「伝匠印」を立ち上げました。
◆伝匠印とは
「印章は唯一無二でなくてはならない」という考えのもと、すべての工程を手作業で行っています。
伝匠印の制作は、職人が印面に彫ろうとする文字(名前)を、枠と文字同士のバランスが良くなるように手書きす
ることから始まります。
彫る作業も、素材に合わせ、先人たちから伝承された技法により、すべて手作業で行います。職人によって文字や全体的なバランスは個性があり、それが魅力のひとつてもあります。
また、印章に適した天然の素材にもこだわっています。
伝匠印は、組合で指定した職人が伝承されてきた手彫りの技法で、天然の素材に大切な名前を刻み込みます。
すべての商品について、当組合指定職人が手彫りで制作したことを証明する手彫証明書が付きます。伝匠印の品質が保たれているかは、伝匠印検査委員会が検査をします。
◆山梨県の印章業について
「印章王国山梨」として名高い山梨県では、御岳山系に良質で巨大な水晶鉱が発見され、1837年に甲府近郊の御岳に水晶加工場が設立されたことから数多くの加工技術が生まれました。豊富な水晶印材と共にその彫刻技術が発達したことから手彫り印章の制作が盛んになり、数多くの職人を輩出してきました。「甲州手彫印章」として、その技術は現在に受け継がれています。
市川三郷町六郷地域を中心として、印材メーカー、印章ケースメーカー、印面彫刻業者、販売業者等のすべてが県内に集まっており、山梨県は印章の一大産地となっています。これまでの伝統や技術・製法などが認められ、甲州手彫印章は平成12年に経済産業大臣より伝統的工芸品の指定を受けました。印章の分野で伝統的工芸品の指定を受けているのは、甲州手彫印章だけです。
◆伝匠印ホームページについて
印章の素材や製法について、消費者向けに発信するページです。「伝匠印」を取り扱っている全国の販売店情報も、順次追加していきます。
https://www.koshuin.com/
<本リリースに関するお問合せ>
株式会社ブランド総合研究所
担当:杉山(すぎやま)
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TEL:03-3539-3011 email : koshuin★tiiki.jp
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