東北トップは宮城県。前年より大幅上昇!
宮城県の魅力度は前年より4つ上昇し、11位に。これは2023年と並んで過去最高タイという高評価です。
宮城県に続く東北2位は青森県。前年より順位が3つ上昇し18位に。魅力度の点数も上昇しています。もちろん祭りの評価は日本一。
そして3位は秋田県。全国23位で、前年より1つ順位が上昇しました。食材とイベントの評価が高いようです。
続いて福島県。前年より順位はなんと5つも上昇し、28位にランクイン。観光キャンペーン効果で大幅上昇となったようです。
岩手県は前年と同じ31位。大谷翔平をはじめスポーツ選手の活躍が県のイメージを高めています。
山形県は前年より順位を7つ下げて33位となりました。「世界の旅行先25選」に選ばれ、世界的に注目を集めています。
宮城県は5年連続で東北では1位で、東北のブランド面でリーダー的存在。福島県は2024年から2年連続で上昇しています。
山形県は2025年に大きく上昇した反動でしょうか、今回は順位が下がってしまいました。
各県の魅力度の特徴と、その他の指標の結果を、県別に以下にまとめてみました。
11位 宮城県
ベスト10入りも目前か?
宮城県の魅力度は4つ上昇した要因として考えられるのは、観光面での評価が高まっていること。観光意欲度が15位で前年23位から急上昇しています。
岩沼市にある金蛇水(かなへびすい)神社がSNSで大人気になり、なんと外国人観光客が9.3倍にもなっているとのことです。
それから、気仙沼大島の山頂に「亀山テラス360」という気仙沼湾などリアス式の海岸の光景を360度グルリと見渡せる施設ができ、そしてそれにつながるモノレールも新たに開業して、新たな観光地として注目を集めているようです
以下は魅力度以外の指標の中で、宮城県が高かったものと、低かったものの中から代表的な結果をまとめました。
・ 3位 歴史人物、著名人、職人などにゆかりがある
・ 4位 買いたい土産や地域産品がある
・ 2位 地元産の食材が豊富
・ 2位 観光親善大使(著名人)の認知度
・ 6位 地域固有の祭りやイベント等の認知度
▼残念なランキング
・ 47位 住民参加の地域
・ 45位 地場産業が盛んな県
18位 青森県
祭りの評価は日本一
青森県の魅力度は前年より順位が3つ上昇し18位に。点数も上昇しています。
「地域固有の祭りやイベント等」が30.7%で全国1位ですが、これは「青森ねぶた」、「弘前ねぷた」が有名です。
青森市の「ねぶた」は、立体的な人形型ですが、弘前市の「ねぷた」は兵目的な扇型。青森での掛け声は「ラッセーラー」に対して、弘前では「ヤーヤドー」と異なっています。
どちらもルーツは同じだといわれていますが、それぞれを比較することで楽しみは倍増します。
なお、青森ねぶた祭りではARを活用した解説動画の導入と、ねぶた屋台村が設置されて、人気をさらに高めているようです。
・ 2位 海・山・川・湖などの自然が豊か
・ 2位 魅力的な伝統芸能、祭り、イベントがある
・ 3位 地元産の食材が豊富
・ 4位 人のよさや優しさ、おもてなしがよい
・ 2位 農林水産業が盛んな県
▼残念なランキング
・ 47位 教育・子育ての地域
・ 47位 健康増進・医療福祉の地域
23位 秋田県
食材とイベントの評価高い
秋田県は魅力度ランキングで23位と、前年より順位を一つあげました。
「魅力的な伝統芸能、祭り、イベントがある」が全国3位と高いほか、「地元産の食材が豊富」も全国4位です。
2026年の「大曲の花火」第98回全国花火競技大会は、8月29日に秋田県大仙市の雄物川河畔で盛大に開催され、10万人を超える観客の前で、約1万8000発の花火が打ち上げられました。
最大の見せ場は「栄光への讃歌」と銘打ったりくりゅうペアがフリーで使った映画「グラディエーター」の曲に合わせた花火で、約5分間に2500発が夜空に花咲きました。
・ 3位 魅力的な街並みや歴史建造物がある
・ 4位 地元産の食材が豊富
・ 5位 農林水産業が盛んな県
・ 5位 地域固有の祭りやイベント等の認知度
・ 7位 ご当地グルメ・伝統料理の認知度
・ 5位 地名の付いた農林水産品の認知度
▼残念なランキング
・ 47位 学術・芸術の地域
・ 47位 百貨店やスーパーの店頭および商品の接触度
28位 福島県
観光キャンペーン効果で魅力度アップ
福島県の魅力度は5つ上昇して28位となりました。観光意欲度も前年の43位から34位へと、なんと9ものランクアップ!
今年の4月から6月まで、「しあわせの風ふくしま」のキャッチフレーズの元、大型の観光キャンペーンが展開されました。
その際には、特別列車「あいづSATONO」や、只見線の「只見線レトロ満喫号」が運行されたほか、県内各地で500を超える特別企画やコラボイベントが開催されました。
その中で、北塩原村にある「雄国湿原」は、まさに“天空の楽園”として話題になっています。
これらの効果として、地域ブランド調査での「行楽・観光のために訪れた」と答えた人の割合は24.3%と前年の21.2%より大幅に増加しています。
・ 2位 住民参加の地域
・ 3位 農林水産業が盛んな地域
・ 5位 人のよさや優しさ、おもてなしがよい
・ 5位 アンテナショップや物産展、イベントなどの接触度
・ 5位 道の駅や農産品直売所の認知度
▼残念なランキング
・ 47位 国際交流の県
・ 42位 アマチュアスポーツのチームや選手の認知度
・ 46位 デザインやセンスの良い県
31位 岩手県
スポーツの評価が高い
岩手県の魅力度は31位で、前年と同順位でした。
岩手県といえば、大谷翔平をはじめ、いまメジャーリーグで大活躍している3人がスポーツのイメージを飛躍的に高め、世界中から注目されています。
大谷選手の出身である花巻市は「プロスポーツのチームや選手の認知度」が全1000市区町村中1位であるのは当然とも言えますが、釜石市は「アマチュアスポーツのチームや選手の認知度」が全国1位となっています。
これは、ラグビーの日本製鉄釜石シーウェイブス」の活躍によるものでしょう。
・ 4位 海・山・川・湖などの自然が豊か
・ 2位 人のよさや優しさ、おもてなしがよい
・ 6位 地域ならではの体験ができる
・ 7位 農林水産業が盛んな地域
・ 6位 歴史・文化の地域
▼残念なランキング
・ 47位 魅力的な商店街や店舗がある
・ 46位 地域内の交通が便利
・ 46位 教育・子育ての地域
33位 山形県
世界の旅行先25に選出で注目
山形県の魅力度は順位を7つ下げて33位となりました。
これは、前年に山寺や銀山温泉がインバウンドに人気となり、その影響で魅力度が急上昇した反動と言えます。実際に2024年の魅力度は33位で、今年と同じ順位です。
さて、山形県では米国『ナショナル ジオグラフィック』が発表した「2026年に行くべき世界の旅行先25選」において、日本国内で唯一山形県が選出されました。
「別世界のような静けさを保つ場所であり、日本の旅行者もまだ多くが訪れていない聖なる山々、静寂に包まれる寺社、フォトジェニックな温泉、四季を通じて各地で開催される伝統的な祭りなど、混雑を避けて、通年で、古くからの伝統と神秘的なアウトドア体験ができる」という点が評価さたとのことです。
・ 6位 地名の付いた加工食品の認知度
・ 6位 百貨店やスーパーの店頭および商品
・ 6位 海・山・川・湖などの自然が豊か
・ 6位 人のよさや優しさ、おもてなしがよい
・ 6位 農林水産業が盛んな県
残念なランキング
・ 47位 生活に便利・快適な地域
・ 46位 魅力的な美術館・博物館がある
第21回「地域ブランド調査2026」とは
「地域ブランド調査2026」は、国内1,000市区町村および47都道府県の計1,047地域を対象に、全国の消費者が各地域のブランド力を評価する、日本最大規模の消費者調査です。2006年から毎年実施されており、今回で21回目となります(都道府県については2009年から調査を開始し、今回で18回目)。調査では、各地域について「魅力度」「認知度」「情報接触度」をはじめ、地域のイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目)、情報接触経路(「旅番組」など15項目)、地域コンテンツの認知(「ご当地キャラクター」など17項目)、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など18項目)など、全91項目を質問。インターネットを通じて全国から得られた31,666人の有効回答をもとに、20代から70代までの人口構成に合わせて集計・分析しています。認知度や魅力度、地域のイメージ、観光・居住・産品購入への意欲などを多角的に評価することで、各地域のブランド力の現状を把握できる大規模調査です。
地域ブランド調査2026特設サイト
※地域ブランド調査2026の結果(プレスリリース)は以下のサイトから(下のリンクをクリック)
地域ブランド調査2026 プレスリリース
全国の地域および都道府県の結果分析
これら以外の県も含め、全47都道府県の魅力度と、その他の主要な項目の結果は、以下のページおよび動画で順次紹介します。それぞれをクリックして各地域の結果をご覧ください
・北海道、京都、沖縄の結果 (近日公開予定)
・東北各県の魅力度ランキング2026 ー宮城が11位に急上昇。続く東北2位はどこの県?
・関東7都県の結果 (近日公開予定)
・中部6県の結果 (近日公開予定)
・東海4県の結果 (近日公開予定)
・近畿6府県の結果 (近日公開予定)
・中国5県の結果 (近日公開予定)
・四国4県の結果 (近日公開予定)
・九州7県の結果 (近日公開予定)
また、魅力度以外の以下のランキングもご覧ください
・{link{url:https://news.tiiki.jp/articles/5014}}「都道府県魅力度ランキング2026」
1位は北海道。大阪府・長崎県が躍進。新潟、宮城、高知各県が魅力度とともに観光意欲も上昇 {link:end}
・{link{url:https://news.tiiki.jp/articles/5015}}「市区町村魅力度ランキング2026」
北海道の3市が上位を独占。別府市や草津町など温泉地が急上昇{link:end}
・観光に行きたい都道府県ランキング2026 (近日公開予定)
・食事がおいしい都道府県ランキング2026 (近日公開予定)
・住んでみたい都道府県ランキング2026 (近日公開予定)
・魅力的な温泉地ランキング2026 (近日公開予定)
・ご当地グルメランキング2026 (近日公開予定)
調査概要
◆調査概要◆
調査方法: インターネット調査
回答者: 年齢20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。
※日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計(ウェイトバック集計)。
有効回収数: 31,666人
※1人の回答者は市区町村の調査票の場合20の地域について回答。1地域の平均回答者数は約558人
※同じく都道府県の調査票の場合は11または12の県について回答。1地域の平均回答者数は約949人
調査対象: 全国1,000市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
調査時期: 2026年6月23日~7月17日
◆調査項目◆
地域ブランド調査は、地域のブランド力を消費者視点で評価・測定する仕組みとなっています。調査対象となる1047地域に対して、「認知(地域が知られているか)」、「魅力(地域がどのように評価されているか)」という大きく分けて二つの指標、91項目を設定しました。「魅力度」では、その地域が魅力的かどうかを問い、さらにその魅力が何に起因するかを、居住意欲度、観光意欲度、産品購入意欲度、またイメージ想起率といった様々な項目を設け明らかにします。また、調査では出身都道府県など回答者属性の設問も設け、どのような属性から認知・評価されているかも分析できるように設計しています。
■地域ブランド調査2026 調査概要・結果
※結特設サイト: 地域ブランド調査2026特設サイト
※調査項目一覧: 地域ブランド調査2026調査項目一覧(PDF)
※調査結果: 地域ブランド調査2026 プレスリリース
※調査結果PDF: 地域ブランド調査2026 プレスリリース(PDF)
関連ページ
・ 地域ブランド調査2026 結果発表(プレスリリース): 調査結果や概要などの発表資料
・ 都道府県魅力度ランキング2026: 47都道府県の結果(一覧表など)
・ 市区町村魅力度ランキング2026: 上位50位までの市区町村の結果(一覧表など)
・ 地域ブランド調査 YouTube動画チャンネル: 結果分析のYouTube動画が続々登場!
・ 地域ブランド調査 特設サイト : トップページ
・ 調査概要: 調査方法や指標など
・ 調査対象市区町村一覧: 1000市区町村のリスト
・ 結果発表・データ活用セミナー: 10/15 調査結果や10/28活用方法などの無料セミナー
・ 各種報告書の案内: 報告書の概要やお申し込みはこちらから
・ 報告書申し込みFAX用紙: PDFをダウンロード可能
レポート・コラム
・ 「観光に行きたい都道府県ランキング 2025」京都は低下、神奈川上昇
・ 20年間で地域の魅力はどう変わったか? ~「地域ブランド調査」の20年間の結果を分析!
・ 情報接触度が急上昇した能登半島地域結果推移(地域ブランド調査2024)
・ 地域名から想起される食品の経年変化~北海道を事例に(地域ブランド調査2024)
・ 市区町村の観光意欲度平均の推移~若年層が上昇の主因~(地域ブランド調査2015~2024)
・ プロスポーツ本拠地移転があった北広島市で認知が大幅に上昇…観光意欲にも影響(地域ブランド調査2023)
・ 「教育・子育て」想起率で1位の流山市結果10年推移(地域ブランド調査2023)
・ 居住意欲度と観光意欲度の属性別結果比較(地域ブランド調査2023より)
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