京都府が急上昇。大阪府、愛知県も上昇
上位ランキング10
各都道府県に「住んでみたいと思いますか」という問いに対して、「ぜひ住みたい」、「できれば住みたい」、「住んでもよい」、「どちらとも言えない」、「あまり住みたくない」の5段階で回答した結果をもとに「居住意欲度」を算出しました。
その結果、居住意欲度が最も高かったのは神奈川県。居住意欲度は24.9点で、前年24.5点から0.4点の上昇。神奈川県が1位になったのは前年に引き続き2年連続5度目の1位となりました。
同県は「ぜひ住みたい」の割合が10.6%、「できれば住みたい」14.7%、「住んでもよい」27.7%と、居住意欲を示した割合は計53.0%。つまり、全国の消費者のうち半数以上が神奈川県に居住意欲を持っていることになります。
同県は「デザインやセンスの良い」や「生活に便利・快適」などのイメージが高く評価されています。
居住意欲度(点)=「ぜひ住みたい」×100点+「できれば住みたい」×50点+「住んでもよい」×25点
(「どちらとも言えない」、「あまり住みたくない」はいずれも0点)
以下では上位10位までのランキングを、各県の高いイメージ項目とともに紹介します。
(基本的に最も高いイメージ項目としていますが、複数の項目が同順位の場合など、特徴的なイメージ項目にしている場合があります)
2位は前年と同じく東京都。
「ぜひ住みたい」との回答は12.6%で、神奈川県を上回り、47都道府県中最も多くなっています。
一方で、「あまり住みたくない」は30.4%と1位の神奈川県よりも9.0ポイント多くなっています。
3位は京都府が前年9位から大きく順位を上げました。今年の居住意欲度は20.1点で、前年より5.0点上昇。この上昇幅は47都道府県で最も大きくなっています。
「歴史・文化」のイメージが全国1位のほか、「学術・芸術」のイメージも全国1位です。
4位は福岡県で19.8点。前年の18.5点から1.3点上昇、3年連続で4位となっています。
九州・沖縄居住者の回答者のうち40.9%が「ぜひ住みたい」と答えるなど、九州での居住意欲が突出して高いのが特徴です。
5位は北海道。魅力度や観光意欲度は全国1位と高くなっていますが、居住意欲度も常に5位以内と高い評価を得ています。
埼玉県は12位。熊本、和歌山、滋賀も上昇
11~20位
11位の千葉県は、20~40代からの評価が高いのに比べ、50代以上では低くなっているという世代間ギャップが大きいのが特徴です。
「多様性」というイメージが強いのも、その状況を表れかもしれません。
12位は埼玉県。魅力度では下位に甘んじていますが、居住意欲度はトップ10入り目前の順位となっています。
「教育・子育ての地域」とのイメージが全国1位で、2年ぶり7度目の1位に返り咲きました。
他にも「スポーツの地域」、「生活に便利な地域」などのイメージも高くなっています。
京都府に続いて点数を伸ばしたのは今年15位の熊本県で、前年の9.6点(19位)から12.4点と2.8点も上昇しています。
同県は「IT・先端技術の地域」としてのイメージが高くなっています。
世界最大手の半導体受託製造企業であるTSMCの進出を契機に、IT・電子メカトロニクスの一大集積地(シリコンアイランド九州の中核)としてのイメージが定着してきているようです。
18位の和歌山県は24位から、滋賀県は25位からの急上昇となっています。
滋賀県は2024年の29位から2年連続の上昇。情報接触度も2年連続で上昇しています。
同県は20代のうち10.7%が「ぜひ住みたい」、10.4%が「できれば住みたい」、25.4%が「住んでもよい」と答えるなど、半数近くが居住意欲を感じています。
「環境にやさしい地域」としてのイメージが強いほか、びわ湖での「鳥人間コンテスト」で理工系の技術者が「人力で空を飛ぶ」というロマンに臨む姿が「魅力的なイベントがある」のイメージを高めている可能性があります。
富山、高知、秋田、福井も上昇
23位以下
富山県、高知県、秋田県、福井県なども大きく順位を上げました。
富山県は24位で、前年の31位より7つも順位が上昇。男性の居住意欲度が、女性の2倍と高いのが特徴的。
「富山の薬売り」のイメージから「健康増進・医療福祉の地域」の評価が全国5位と高い。
富山県内で最も居住意欲度が高いのは黒部ダムを有する立山町で227位。自然の評価が高く、「美しい(きれい)との評価が極めて高くなっています。
30位の高知県は前年の35位から5つ順位を上げました。坂本龍馬やジョン万次郎など「歴史人物、著名人、職人などにゆかりがある」との評価が高く、よさこいなどによる「地域固有の祭りやイベント等」の認知度も高い。また、「農林水産業が盛んな地域」のイメージも高くなっています。
ちなみに高知県でもっとも居住意欲度が高いのは四万十町で全国46位でした。
同じく30位の秋田県は、前年の36位から6つ上昇。あきたこまちで代表される「地元産の食材が豊富」が全国4位、なまはげなど「魅力的な伝統芸能、祭り、イベントがある」が全国3位と評価が高くなっています。
32位の福井県は前年の35位から3ランクアップ。2023年に47位となった以降、3年連続で上昇中です。「ぜひ住みたい」との回答が2.9%で前年の1.4%より2倍、2023年の1.0%と比べると約3倍に増えています。
越前和紙のほか、漆器、打ち刃物、陶器など「優れた伝統的技術がある」の評価が全国5位と高いのが特徴です。
第21回「地域ブランド調査2026」とは
「地域ブランド調査2026」は、国内1,000市区町村および47都道府県の計1,047地域を対象に、全国の消費者が各地域のブランド力を評価する、日本最大規模の消費者調査です。
2006年から毎年実施されており、今回で21回目となります(都道府県については2009年から調査を開始し、今回で18回目)。
調査は、各地域について「魅力度」「認知度」「情報接触度」をはじめ、地域のイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目)、情報接触経路(「旅番組」など15項目)、地域コンテンツの認知(「ご当地キャラクター」など17項目)、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など18項目)など、全91項目から構成しています。
インターネットを通じて全国から得られた31,666人の有効回答をもとに、20代から70代までの人口構成に合わせて集計・分析しています。認知度や魅力度、地域のイメージ、観光・居住・産品購入への意欲などを多角的に評価することで、各地域のブランド力の現状を把握できる大規模調査です。
地域ブランド調査2026特設サイト
※地域ブランド調査2026の結果(プレスリリース)は以下のサイトから(下のリンクをクリック)
地域ブランド調査2026 プレスリリース
全国の地域および都道府県の結果分析
これら以外の県も含め、全47都道府県の魅力度と、その他の主要な項目の結果は、以下のページおよび動画で順次紹介します。それぞれをクリックして各地域の結果をご覧ください
・東北各県の魅力度ランキング2026 ー 宮城が11位に急上昇。続く東北2位はどこの県?
・関東都県の魅力度ランキング2026 ー 関東の順位に大きな変動あり
・九州各県の魅力度ランキング2026 ー 宮崎県が大幅アップ。長崎県が福岡県に肉薄!各県で明暗
・上位3の結果 (近日公開予定)
・中部6県の結果 (近日公開予定)
・東海4県の結果 (近日公開予定)
・近畿6府県の結果 (近日公開予定)
・中国5県の結果 (近日公開予定)
・四国4県の結果 (近日公開予定)
また、魅力度以外の以下のランキングもご覧ください
・「都道府県魅力度ランキング2026」
1位は北海道。大阪府・長崎県が躍進。新潟、宮城、高知各県が魅力度とともに観光意欲も上昇
・「市区町村魅力度ランキング2026」
北海道の3市が上位を独占。別府市や草津町など温泉地が急上昇
・「住んでみたい」都道府県ランキング2026
神奈川県が2年連続1位。埼玉県や広島県も上昇
・観光に行きたい都道府県ランキング2026 (近日公開予定)
・食事がおいしい都道府県ランキング2026 (近日公開予定)
・魅力的な温泉地ランキング2026 (近日公開予定)
・ご当地グルメランキング2026 (近日公開予定)
・地域ブランド調査 : YouTube動画チャンネル
結果分析のYouTube動画が続々登場!
調査概要
◆調査概要◆
調査方法: インターネット調査
回答者: 年齢20代~70代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。
※日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計(ウェイトバック集計)。
有効回収数: 31,666人
※1人の回答者は市区町村の調査票の場合20の地域について回答。1地域の平均回答者数は約558人
※同じく都道府県の調査票の場合は11または12の県について回答。1地域の平均回答者数は約949人
調査対象: 全国1,000市区町村(全792市+東京23区+185町村)と47都道府県
調査時期: 2026年6月23日~7月17日
◆調査項目◆
地域ブランド調査は、地域のブランド力を消費者視点で評価・測定する仕組みとなっています。調査対象となる1047地域に対して、「認知(地域が知られているか)」、「魅力(地域がどのように評価されているか)」という大きく分けて二つの指標、91項目を設定しました。「魅力度」では、その地域が魅力的かどうかを問い、さらにその魅力が何に起因するかを、居住意欲度、観光意欲度、産品購入意欲度、またイメージ想起率といった様々な項目を設け明らかにします。また、調査では出身都道府県など回答者属性の設問も設け、どのような属性から認知・評価されているかも分析できるように設計しています。
■地域ブランド調査2026 調査概要・結果
※結特設サイト: 地域ブランド調査2026特設サイト
※調査項目一覧: 地域ブランド調査2026調査項目一覧(PDF)
※調査結果: 地域ブランド調査2026 プレスリリース
※調査結果PDF: 地域ブランド調査2026 プレスリリース(PDF)
関連ページ
・ 地域ブランド調査2026 結果発表(プレスリリース): 調査結果や概要などの発表資料
・ 都道府県魅力度ランキング2026: 47都道府県の結果(一覧表など)
・ 市区町村魅力度ランキング2026: 上位50位までの市区町村の結果(一覧表など)
・ 地域ブランド調査 YouTube動画チャンネル: 結果分析のYouTube動画が続々登場!
・ 地域ブランド調査 特設サイト : トップページ
・ 調査概要: 調査方法や指標など
・ 調査対象市区町村一覧: 1000市区町村のリスト
・ 結果発表・データ活用セミナー: 10/15 調査結果や10/28活用方法などの無料セミナー
・ 各種報告書の案内: 報告書の概要やお申し込みはこちらから
・ 報告書申し込みFAX用紙: PDFをダウンロード可能
レポート・コラム
・ 「観光に行きたい都道府県ランキング 2025」京都は低下、神奈川上昇
・ 20年間で地域の魅力はどう変わったか? ~「地域ブランド調査」の20年間の結果を分析!
・ 情報接触度が急上昇した能登半島地域結果推移(地域ブランド調査2024)
・ 地域名から想起される食品の経年変化~北海道を事例に(地域ブランド調査2024)
・ 市区町村の観光意欲度平均の推移~若年層が上昇の主因~(地域ブランド調査2015~2024)
・ プロスポーツ本拠地移転があった北広島市で認知が大幅に上昇…観光意欲にも影響(地域ブランド調査2023)
・ 「教育・子育て」想起率で1位の流山市結果10年推移(地域ブランド調査2023)
・ 居住意欲度と観光意欲度の属性別結果比較(地域ブランド調査2023より)
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