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秋田県 美の国あきたは律儀で勤勉だが・・・

秋田県 美の国あきたは律儀で勤勉だが・・・

秋田県の認知度は23位、魅力度と観光意欲度は20位。震災直後の2011年と12はいずれも順位を上げたが、その後はやや低下傾向にある。一方、食品の購入意欲度は高く全国7位だ。具体的には米、あるいは代表品種であるあきたこまちを想起する人が多い。

秋田県の認知度は23位、魅力度と観光意欲度は20位。震災直後の2011年と12はいずれも順位を上げたが、その後はやや低下傾向にある。

一方、食品の購入意欲度は高く、全国7位だ。具体的には米、あるいは代表品種であるあきたこまちを想起する人が多い。もともと秋田県の名称は、土壌が耕作に向かない「悪田(あくた)」に由来していると言うが、先人たちの長年の努力や工夫により、今では日本を代表する米産地になっている。


秋田県で生まれた米の品種名であるあきたこまちの名は、湯沢市の歌人で絶世の美女であったとされる小野小町伝説に由来する。米以外でも新幹線の「こまち」や秋田県のキャッチコピーである「美の国あきた」など、小野小町のイメージと連動した名が少なくな。

名称だけではなく、具体的な魅力も多い。「自然が豊か」というイメージは全国4位、「おもてなしがよい」は5位と高い。さらに大館のまげわっぱなどの「優れた伝統技術がある」は6位、男鹿のなまはげや大曲花火大会などの「魅力的な伝統芸能、祭りがある」は3位だ。

また、稲庭うどんは日本三大うどん、比内地鶏は日本三大地鶏、樹齢2000年を超える天然秋田杉は日本三大美林のひとつと称されている。

これだけの地域資源の魅力を、美を象徴する小野小町というシンボルでまとめて、消費者に定着させるというブランド戦略は理にかなっている。 ところが、進む人口減少や高齢化の波と、地理的要因などの影響で、必ずしも良い方向ではない。ただし、突破口はありそうだ・・・・

続きの記事はこちらから(週刊ダイヤモンド)

◆秋田県の主な指標 (地域ブランド調査2014の結果より)

  • 認知度      23位

  • 魅力度      20位

  • 観光意欲度   20位

  • 居住意欲度   41位

  • 食品購入意欲度 7位


◆秋田県の主なイメージ

  • 魅力的な伝統芸能、祭りがある 3位

  • 自然が豊か             4位

  • おもてなしがよい          5位

  • 優れた伝統技術がある      6位

  • 地元産の食材が豊富       7位


 

◆提言  豊富な地域資源活かす、「株式会社秋田県」の設立を

 

※この記事は週刊ダイヤモンド 2015年9月19日号に掲載されたものです。

週刊ダイヤモンド「勝手にケンミン創生計画」では、毎週、1つの都道府県をピックアップして、
地域ブランド調査の結果などをもとに課題を明らかにし、提言を導いています  (毎週月曜日発売)

執筆・文責: 田中章雄 (ブランド総合研究所代表取締役社長)

 

 

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