被災地でのボランティア活動と観光振興をセットにした「ボランティアツアー」を推進

被災地におけるボランティア確保に向けて、「ボランティア活動」と「地域観光振興」をセットにした「ボランティアーツアー商品」が展開されている。被災地でのボランティア活動とともに被災地周辺の観光による被災地の経済的復興が期待される。

観光庁は、5月27日に内閣官房より被災地におけるボランティアの確保のため、ボランティア活動と地域観光振興をタイアップさせた取組を推進することを観光関係企業・団体に働きかけるよう要請があったことを受け、同日、社団法人日本旅行業協会（ＪＡＴＡ）及び社団法人全国旅行業協会（ＡＮＴＡ）に対し、その趣旨を伝達し、会員企業による取組を働きかけるよう要請した。

この要請を受けた旅行会社のうち、6社によって、被災地におけるボランティア活動と各地の観光をセットにした「ボランティアツアー」商品が展開されている。
現在展開されているボランティアツアーは、主に岩手県、宮城県が対象となっており、6月から9月までのうち1泊2日から3泊4日まで、ボランティア活動は泥かきや瓦礫の撤去などで、観光では松島や平泉などの有名観光地へ、宿泊は温泉地などが予定されている。

今後、このような旅行商品が更に多く展開され、より多くの人が被災地でのボランティア活動に参加するとともに、被災地周辺の観光地を訪問することにより、被災地の経済的復興に寄与することが期待されている。

ボランティアツアー商品の情報は、順次「助けあいジャパン」に掲載される予定。

参考情報：被災地でのボランティア活動と観光振興をセットにした「ボランティアツアー」を推進（観光庁）

参考情報：【PDF】各旅行会社によるボランティアツアー商品