地域資源に関する記事

国連食糧農業機関（FAO）が伝統的な農法や文化・風習、土地景観などを有する次世代に継承すべき農業地域を認定する「世界重要農業資産システム（世界農業遺産）」に、新潟県の佐渡島と石川県の能登半島が6月11日、国内で初めて認定された。先進国の中でも認定されたのは初めて。

だだちゃ豆は、江戸時代から山形県鶴岡市の農家が大切に守り生産されてきた枝豆の「在来種」で、鶴岡市で栽培されている。小ぶりで、サヤに細い茶色の毛が生えているため見た目は必ずしも良くないが、独特の甘みと濃厚な風味を持ち、トウモロコシのような香りがあって人気が高く、「枝豆の王様」と称されている。

生産地域の壁を越えて、全国の生産者が一体となり「あか毛和牛」のブランド化を図ることを目的に“一般財団法人 全日本あか毛和牛協会”（設立者：神内良一、所在地：熊本市）がこのほど設立された。

株式会社コロプラ（代表取締役：馬場功淳、本社：東京都渋谷区）は、同社が運営する携帯位置情報ゲーム（通称：コロプラ）で連携する全国各地の店舗を集めた物産展を、東急百貨店吉祥寺店にて2011年6月9日から15日まで開催する。

日本で最初にオリーブの栽培に成功したのが香川県の小豆島。約100年前にイワシなどの油漬け加工に必要な油の国内需給を図るため試験的に栽培された。丘陵や山が多いため水はけがよく、気候が年中温暖な地中海に似ていることがオリーブ栽培に適しており、定着した。

静岡県掛川市は穏やかな気候と適度な雨量がある全国屈指のお茶どころ。、掛川城主の山内一豊が久遠寺で徳川家康をお茶でもてなしたなど、古くから茶文化が浸透している。

徳島市中心部から車で1時間ほどの上勝町は人口2000人弱、高齢者比率約50%の過疎化と高齢化が進む町。JAの若手職員であった横石知二氏（現いろどり社長）が、料亭でも みじを大切そうに眺める女性客を見て、町にある葉っぱの商品化を思いついた。

徳島県佐那河内村でつくられている大粒でジューシーで香りがよく、1粒1000円以上の値がつく高級イチゴ。

全国各地にはその土地特有のものがある。地域の特産物として認知されている農林水産物や、伝統技術や伝統工芸品、自然資源や歴史・文化といった観光資源などさまざまだ。また、祭りやイベント、郷土料理、風習など無形のものもある。

寒さが少し緩んだ1月の20日と21日、香川県高松市のサンメッセ香川で「全国！食の発掘商談会～農商工連携の“宝さがし”in香川」（ブランド総合研究所／四国・食の発掘実行委員会主催）が開催された。