観光庁は、5月29日、『平成27年度訪日プロモーション方針』を発表した。今回のポイントは2つ。地方への誘客促進と訪日シーズンの分散化である。
ポイント①:地方への誘客促進
市場ニーズ等をふまえ、国別に重点的にプロモーションを行うべき地域を設定。
たとえば韓国は、温泉・オルレ(トレッキング)需要が高く、これに応える九州、また、中国や四国地方の認知も高めて、西日本全体の需要喚起に繋げる。また、台湾は、比較的訪問が少ない東北、中国、四国地方の魅力を重点的に発信。東北のスノーリゾート等も有力なコンテンツとなる。
ポイント②:訪日シーズンの分散化
訪日時期の分散化を図るために、国別の大型連休を把握し、プロモーションの時期を調整する。たとえば、シンガポールでは、最大の訪日シーズンである11月末~12月末に加え、長期の学期末休暇があり、比較的訪日者数が多い5月下旬~6月末をターゲットにする、などである。
(図出典:観光庁ホームページ)
参考サイト:平成27年度市場別訪日プロモーション方針(観光庁)
文責:金築俊輔 ブランド総合研究所 シニアコンサルタント/地域活性化アドバイザー
インバウンドの波を地方に ~観光庁27年度訪日プロモ方針~
2015年06月04日更新
観光庁は、5月29日、『平成27年度訪日プロモーション方針』を発表した。今回のポイントは2つ。地方への誘客促進と訪日シーズンの分散化である。
この記事のライター
関連記事
岐阜県郡上市八幡町で7月15日(土)から「郡上おどり」が始まった。なんとこのお祭り、おどり発祥祭に始まり9月9日(土)のおどり納めに至るまで30夜以上開催される日本一長い盆踊りだ。
公開: 2023-07-19 12:32:24
地域活性化につながる調査や事業に取り組むスタッフを新たに募集。募集職種は調査部(リサーチャー、アナリスト、調査員)、地域振興部(コンサルタント、地域活性化すフタッフ、企画)で、2023年5月末日締切。募集数は若干名。
公開: 2023-04-19 16:13:00
観光庁は観光再始動事業の第1次公募の採択事業139件を発表した。この事業はインバウンドの本格的な回復のために、これまでに一度も実施されたことがないもの等、新規性が高く特別なものを整備し、インバウンドの誘客・消費拡大等につなげるのが目的。
公開: 2023-04-02 20:46:00
日本各地の盆踊りなどのうち、国指定重要無形民俗文化財として登録されている41件を、「風流踊」としてユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まった。
公開: 2022-12-01 18:36:12
農林水産省は、農林漁業者等の経営の多角化により、付加価値を生み出すことで所得の向上や地域の活性化につながる優れた取組を表彰する「6次産業化アワード」と、地域の農林水産物の利用により、生産者と消費者の結び付きを通じた地域の農林漁業・関連産業の振興や食育に資する優れた取組を表彰する「地産地消等優良活動表彰」を実施しました。
令和3年度の6次産業化・地産地消優良事例集が発表されましたのでお知らせします。
公開: 2022-02-23 13:05:22
最新記事
鹿児島県のPR拠点である「かごしま遊楽館」の3階 鹿児島ブランドショップ東京店(東京都千代田区)」において実施している、知覧茶・焼酎の試飲や鹿児島の伝統工芸品を体験していただく定期サロン 「食とものづくり体験サロン」3回めとなる12月は、薩摩焼窯元 紫陶の柳 信一郎氏による絵付けワークショップの開催が決定しました。ただいま参加者を募集しています。
公開: 2024-11-19 17:36:44
地域ブランド調査では、各地域名称に対して、魅力度の他にも様々な調査項目を設け、認知、イメージ、行動意向を調査している。
本項では食品想起率について、「北海道」を事例に結果を紹介する。
公開: 2024-11-06 15:00:00
株式会社ブランド総合研究所は、このたび国内有力企業のSDGsの取り組みを消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2024」を実施致しました。
公開: 2024-11-01 09:00:00
地域ブランド調査では、各地域名称に対して、魅力度の他にも様々な調査項目を設け、認知、イメージ、行動意向を調査している。
本項では、調査対象のうち1,000市区町村の2015年から2024年の結果から、観光意欲度の平均推移について紹介する。
公開: 2024-10-30 17:16:01