サンプリングに関する考え方と統計誤差
調査はあらかじめ調査モニターとして登録されている全国の約450万人の中から、居住地域別、年代別、性別でほぼ均等に回収できるように抽出したモニターに調査依頼のメールを配信し、専用のアンケートページから回答をしてもらった。
回収した回答の中から、不完全回答や、信頼性の乏しい回答(すべての自治体に対して同じ回答を行っている者など)を無効回答として処理する「クリーニング作業」を行い、結果的に35,488人を有効回答とした。
さらに、回答者のばらつきを是正するために、2020年時点での実際の人口の縮図となるように回答者の年齢・性別・居住地を基準にウエイトバック集計を行った。
また、集計誤差を小さくし、精度を高めるために回収数の拡大を試み、都道府県ではひとつの都道府県の回答者が平均で1021人、市区町村では649人となっている。これは理論上のサンプリング誤差は95%信頼性において、都道府県では最大で3.13%、市区町村では3.92%に収まっている。
回答者のサンプリング方法
・全国の調査モニター(約450万人)の中から、居住地域別、年代別、男女別にほぼ均等となるように抽出します。
そのモニターにアンケートへの依頼メールを送り、回答を促します。
年代は、20代、30代、40代、50代、60代、70代の10代刻みとしています。
・地域別、年代別、男女別にほぼ均等となるように設定した回収数に達した場合は、回収を終了します。
回収が少ない場合は、同じ条件で追加依頼をします。
・回答者には53種類の調査グループの中から、無作為に1つの調査票を配信します。
そのため回答者自身で回答する地域は選択できません。
・回収後は、不完全回答や、意図的・不誠実な回答など、信頼性の乏しい回答を削除(クリーニング)します
(例:すべてで「1」を選択するなど)
このようにして、調査の信頼性を高めるようにしています。
・日本の人口は年代や性別で均等になっていません。
そこで、日本の縮図となるように年齢や地域人口の分布に合わせて再集計(ウエイトバック集計)を行いました。
補正値は2020年の住民基本台帳に基づく人口(総務省)を居住6分類×年代6分類×性別2分類の72分類で算出しました。
以上により、回答者は日本の人口の縮図に近い状態になっています。
(これらは2006年の第1回目の調査から、基本的には同様の方法をとっています)
回答する自治体の設定方法
・調査の対象となる1000の市区町村を、地域別に偏りがないように20ずつ計50のグループに分けておきます。
47都道府県は、15または16ずつの3グループに分けておきます。
・回答者には、これらの調査グループの中から一つだけに応えてもらいます。
したがって回答者が回答する自治体を選ぶことはできません。
・市区町村の調査では、誤解を避けるために、所在する都道府県名も付記しています。「例:札幌市(北海道)」
回答者の属性
回答者の主な属性は以下の通り(ウエイトバック後)
■年齢: 20代 13.1%、30代 15.3%、40代 20.0%、50代 17.5%、60代 17.5%、70代 16.9%
■性別: 男性 49.6%、女性 50.4%
■居住地域: 北海道・東北 11.1%、関東 34.8%、中部 16.6%、近畿 17.7%、中国・四国8.6%、九州 11.1%
■婚姻: 未婚 33.7%、既婚66.3%
パンフレット(PDF)
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