印西の伝説が現代に蘇る!?印西バランスとは?
千葉県が面白い。
令和元年11月1日現在の千葉県発表の「市区町村別人口と世帯」では、県全体で計6,279,964人(男3,120,498人/女3,159,466人)が千葉に住んでいるという。
千葉県は、空港や東京都心からのアクセスの良さからも、大規模マンションや住宅街が並び、商業施設も充実、整備された公共施設、自然豊富な住環境が整っており、居住や定住を目的とした単身層・ファミリー層に支持を受けている。
その中でも戦略的なマーケティングをもとに、子育てファミリーにとっての「住みやすさ」を徹底的に調査し誘致をおこなう流山市や、まさに母になる人が集う産婦人科の待合室に市のCMを放映する我孫子市など、独自のイメージを確立しながら、人を引き付ける自治体に注目が集まっている。
昨年度に続き、今年も千葉県印西市がインパクトあるPR動画を制作した。
昨年度公開された同市のPR動画「印度じゃないよ、印西市」では、インド映画風ダンスによる内容で話題になり、テレビ番組やワイドショーにも取り上げられ、第8回観光映像⼤賞(観光庁⻑官賞)のファイナリストにも選出された実績があり、更なる「印西市」の知名度・認知度の向上を図るべく、本年度も(株)ポニーキャニオンによって制作され、YouTubeで公開されている。
「一度観たら、クセになる」「何回も繰り返し観たくなる」との反響があり話題となっている。
動画の内容は、昨年度以上にインパクトのあるものに仕上がっている。
印西に伝わる民話「そうふけっぱらのきつね」をモチーフに、かつてはこの地でも生息していたと言われているホンドキツネが現代に蘇り、同市の地域資源である“自然と都会のバランスの良さ”を「印西バランス」と題してダンスにより表現。
撮影は、印西市内の草深の森と牧の原公園、北総花の丘公園で行われ、印西市民のべ100名が参加したダンスシーンも収録されている。
企画と演出は、印西市出身のCMディレクターである香取徹が、昨年度に引き続き担当。
企画意図として「印西市は東京の都心部から近いにもかかわらず、珍しい動植物が暮らす自然が多く残っています。まさに、都心のエネルギーと自然のエネルギーがぶつかる均衡点。そんな地域資源に恵まれているバランスの良いまちを“バランス”というキーワードをヒントに、エクササイズ風ダンスで表現するという企画にしました。この『印西バランス』を、市民の方々にも踊ってもらうことで、このまちに住んでいて良かった!と体感してもらい、また、人と自然がバランス良く暮らせるような未来になっていったらいいなという思いも込めて制作しました。」と話し、印西市への愛着があってこその内容にもなっている。
◆印西市とは・・・◆
印西市は、千葉県北西部に位置し、東京の都心から約40km、千葉市から約20km、成田国際空港から約15kmに位置する、人口10万人の市。
印西市と周辺2市に広がる「千葉ニュータウン」があり、三方を利根川、印旛沼、手賀沼に囲まれた水と緑豊かな環境で、都心のベッドタウンとして、東京からの通勤圏にもなっている同市。「住みよさランキング(東洋経済調べ)」では文京区に次いで2位に選ばれており、暮らしやすい市として近年人口が増加している。