農林水産省は「農山漁村6次産業化対策事業」において「6次産業化地域支援事業」や「食文化活用・創造事業」などの公募(2次募集)を開始した。この事業は今年3月に開始した1次募集に続くもので、内容は1次募集とほぼ同じ。締め切りは事業により異なるが、7月下旬が多い。
なお、ブランド総合研究所では各地からの応募にあたり、応募内容の企画および申請方法などについての無料相談を開始した(担当:永野。メール info@tiiki.jp または電話 03-3539-3011 より)。
今回募集になった主な事業のは以下の事業。
- 6次産業推進地域支援事業
農林漁業者等の6次産業化を推進し、農山漁村の雇用の確保と所得の向上を図るため、国産農林水産物を活用した新商品開発や販路開拓、農林漁業者等への技術研修、関係者間での交流会の開催等の取組を支援する。
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/soushoku/110627.html - 食文化活用・創造事業
意欲ある地域において、生産者、飲食業、観光業等の連携の下、地域の農林水産物を核とした伝統料理のPR又は創作料理の開発等を行い、地域食文化に対する認知度の向上を図り、商標、意匠等知財産権を取得していくための取組等を支援する。
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/seisan/110630.html - 産地収益力向上支援事業
幅広い品目の産地収益力の向上、有機農業の推進、国内産いもでん粉の高品質化技術等の確立、サプライチェーンの構築、地域バイオマスの利活用、乳業の再編、食肉等流通合理化等の取組を支援するとともに、戦略作物の大幅な生産拡大を図るため、戦略作物の生産体制の整備、粗飼料の広域流通体制の整備等を支援し、もって産地の収益力の向上及び食料自給率の向上を通じた産地の活性化を図る。
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/seisan/110624.html - 輸出倍増サポート事業のうちマッチング対策
日本産農林水産物・食品の海外向け商流拡大のため、輸出志向のある農林漁業者等 (参加者)と現地輸入業者、卸売業者、小売業者等、現地流通事業者とのマッチングの場(商談会)を海外において開催し、現地市場への輸出促進を図る事業者の取組に対して支援する。
http://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/kokusai/110624.html