「第3回ふくクエ応援会議」を11/27に開催

　首都圏の若者に福島県の地域課題の解決策を考えてもらうワークショップ「第3回ふくクエ応援会議」を11月27日(土)に開催し、10名のメンバーと8名の事業者の計18名が参加しました。

　最後の開催となる今回の会議は地域課題の解決に向け、ふくクエ活動(フィールドワーク)の計画作りを行いました。はじめに、NPO法人けはしの代表理事 石島氏より「子どもの学びの未来創り」のクエストについて、「ローカルエリアにおける教育格差を是正したいという思いがある。生きる力を育むことを目的としたキャンプなど教科書では学べない、子どもたちの将来性を広げる新しい学び方について皆さんに意見をもらいたい。」と子どもの学びへの熱い想いが語られました。

　その後、参加者と参加事業者がこれまでのふくクエ応援会議で話し合った内容をもとに、ふくクエ活動の計画書を作成しました。本会議の内容をもとに、県内の対象地域での「ふくクエ活動(フィールドワーク)」を経て2月26日に「ふくクエコンテスト(報告会)」を開き、活動成果の発表を行います。

活動テーマ：「やってみっか ふくしまエンサー」
各クエストの地域が離れていて、1カ所に集まって行うのは難しい。事業者さんの声で共通していることは“知名度”や“人に知ってもらう”ということである。InstagramやFacebookなどの投稿内容を私たち首都圏在住の若者の目線でアドバイスをするSNS活動の補助を考えている。PRの支援を全般的に行っていきたい。

活動テーマ：「常磐ものだからこそできるプレミアムで美味しい体験」
内容の一つは福島牛を使ったプレミアムな「地産地消ハンバーガー」の商品開発である。12月中にハンバーガーの試作品を作り、1月～2月上旬に復興公営住宅の住民に向けた試食会を開催する。また、試食会の同日に「ポーポー焼き作り体験」と「畜産の体験」を行う。ポーポー焼き作り体験は、実際にさんまを捌くところからメニューに取り入れることで、体験価値を上げたい。ハンバーガーのパッケージには「いわきひとまち百景」のイラストをデザインして、いわきの風景の美しさも届けたい。

活動テーマ：疲れ切った東京人のための福島週末ワーケーション」
参加者が県内の3事業者をめぐりながら福島に触れ、地域課題と魅力を知り、地方ならではのライフスタイルを考えるというものである。行程は1日目に相馬市と葛尾村、2日目に福島市を訪れる1泊2日を考えている。また、今後の活動として地方創生やSDGsを絡めて企業研修につなげていきたい。活動の成果物として事前と事後のアンケートで効果測定やインタビューを行い各事業者の紹介動画を作成する予定で、課題を発信し関わる人を募っていきたい。

県内の事業者が取り組みたい地域課題をクエストとして首都圏の若い方々に依頼し、参加者は、以下の流れでクエスト達成に取り組んでいます。

1）ふくクエ応援会議(東京でワークショップ)
参加者(首都圏の若者)は3つのチームに分かれてアイデアを出し合い、それぞれの課題解決に向けた具体的な取り組みを検討。
日　程：　第1回　2021年9月25日(土)　13：30～16：30
　　　　　第2回　2021年10月30日(土) 15：00～18：00
　　　　　第3回　2021年11月27日(土) 13：30～16：30
場　所：　アットビジネスセンター東京駅八重洲通り
　　　　　(東京都中央区八丁堀１丁目9-8 八重洲通ハタビル)

2）ふくクエ活動(フィールドワーク)
チームごとに福島県内でフィールドワークを行います。活動費として各チームに最大10万円を支援。
日　程：　2021年11月～2022年2月
場　所：　福島県内の対象地域

3）ふくクエコンテスト(報告会)
チームの代表者が活動の成果を発表し、今後の活動につなげます。
日　程：　2022年2月26日

実施方法：　オンライン（ZOOM）
　　　　　　※お申し込みいただいた方に、後日招待メールをお送りします。
参加対象：　本事業に興味・関心のある方
主　　催：　福島県
申込方法：　WEBフォーム
申込締切：　2022年2月25日（金）

※詳しくは「ふくしま夢実現クエスト」公式HPをご覧ください。