Largest hiyashi chuka (最大の冷やし中華)
福島県は、地形の影響で県内にさまざまな気候の地域があり、生産している野菜の種類も豊富。主たる農産物は30品目ほどで、中でも、夏野菜のきゅうりやトマトなどは、国内トップクラスの生産量を誇る。
福島県産のきゅうりは「パワーグリーン」という統一ブランドで出荷されており、夏秋きゅうりとしては日本一の生産量を誇る(2014年実績)。2008年からは、青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島の東北6県が合同で「キュウリビズ」として、その95%が水分でできているキュウリを食べて、暑い夏を乗り切ろうというキャンペーンを行っている。
そんな福島県のキュウリの美味しさを世界に届けたいと、直径1.8mの皿の上に盛り付けられたのは、約4Kgの福島県産キュウリをトッピングした重さ102kgの巨大冷やし中華。イベント来場者に福島の味覚をPRした。
記録保持者:株式会社ジンコーポレーション
記録認定日:2012年7月29日
場所:福島市
Most varieties of hydrangea on display (展示されたアジサイの最多品種数)
平田村にあるジュピアランドひらたは、15万株もの芝桜で知られる森林公園。2016年には、新たな見どころとして、敷地内に「世界のあじさい園・ゆり園」が開園した。特に、あじさいは園内の気温が成長に適しており、花持ちや色持ちが良いことから植栽が始められ、2018年時点で825種・2万7,000本もが植えられている。中には平田村のオリジナル品種44種や、2011年の震災時に須賀川市の農業用ダム「藤沼湖」の決壊後にダム底で咲いていたといわれる「奇跡のアジサイ」から株分けされた20株なども植えられている。
2018年には、あじさいの品種の多さを競う世界記録に挑戦。ギネス世界記録の公式認定員とともに、植物学の専門家3人が5時間に及ぶ審査に同行し、図鑑に掲載された品種であること・認定審査の日に花が咲いていること等のルールをクリアした372品種がギネス世界記録として認められた。
あじさいの品種はおよそ860種あると言われており、同園では今後もあじさいの収集展示を続けていくという。
ジュピアランドひらた ライブカメラ映像(平田村ウェブサイト内)
ギネスワールドレコーズでの紹介記事
記録保持者:ジュピアランドひらた
記録認定日:2018年7月14日
場所:石川郡平田村
福島県のキュウリとアジサイにまつわる世界一、いかがでしたか?
さて、次回は、茨城県の世界一を特集します。
第6回・山形県の記事はこちら
※ご紹介している記録は、各認定日時点での世界一です。現在は更新されている可能性があります。