経済産業省では、地域経済の活性化を促進し、ひいては生活者が安心して暮らすために不可欠な活力ある商機能を維持し、市町村が目指す「コンパクトでにぎわいあふれるまちづくり」を推進するため、「中心市街地再興戦略事業費補助金」の2次募集を開始した。
これまで人口増加とモータリゼーションの進展等を背景に、公共公益施設の郊外移転や大規模集客施設の郊外立地等によりまちは郊外化し、中心市街地の居住人口の減少、中心市街地のコミュニティとしての魅力低下、中心市街地の商業地区が顧客・住民ニーズに十分対応できていないことなどにより、中心市街地の衰退が進みつつある。
しかし、人口減少社会を迎え少子高齢化が急速に進行する現代において、これまでのような拡散型のまちでは、生活者への多様なサービスの低下と都市の維持管理コストの増大等により、快適な生活の維持が困難な状況となる。
そのため、これからは「コンパクトでにぎわいあふれるまちづくり」を目指し、「都市機能の市街地集約」や「まちなか居住」、「中心市街地の商業・コミュニティ機能の強化」等を一体的に取り組むことが、持続可能な都市形成に必要な要素といえる。
中心市街地再興戦略事業費補助金では、まちの魅力を高めるための調査事業、先導的・実証的な取組及び専門人材の派遣に対して重点的支援を行うことにより、地域経済の活性化を促進し、ひいては生活者が安心して暮らすために不可欠な活力ある商機能を維持し、市町村が目指す「コンパクトでにぎわいあふれるまちづくり」を推進するため、経済産業省では以下の事業を実施しており、その二次公募を開始した。
これらの事業の概略は以下のとおり
◆平成26年度中心市街地再興戦略事業費補助金 第2次募集
募集期間:平成26年5月21日(水)~9月1日(月)
第一次選考:6月3日(火)
第二次選考:7月10日(木)
最終選考:9月1日(月)
事業内容:(カッコ内は補助金上限。補助率)
(1)調査事業 (上限1000万円、2/.3以内)
中心市街地活性化に向け、地域の個性や生活者のニーズを把握し、まちの魅力を真に高める方策を探るために行う調査・分析事業
(2)先駆的・実証的事業 (上限2億円、2/.3以内)
調査事業の結果を踏まえ、認定基本計画に基づき実施される施設等の整備事業および整備以外の事業(ソフト事業)であって、中心市街地全域に効果が波及する先導的かつ実証的な事業。
(3)専門人材活用事業 (上限1000万円、2/.3以内)
商業や中心市街地活性化に関する専門的な知見を有する人材の招聘等を行う事業
問い合わせ先:
詳しい内容は以下のページをご覧ください
http://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/k140521004.html