10月14日、東洋大学板倉キャンパス(群馬県板倉町)で、学生が中心となって企画したギネス世界記録への挑戦が行われた。挑戦名は“クラスピングリスト・チェーン”。クラスピング(繋ぐ)リスト(手首)、つまり、隣同士で手首を繋ぐことで一つの長いチェーンを作るというもの。大学生と地元住民が集まり、暫定記録の250人を大幅に超える、1026人という人数で記録達成となった。
今回の発案者は、東洋大学イベント実行委員会の男子学生。群馬県の板倉キャンパスで学生生活を送っている彼は、創立125周年という記念の年に、いつもお世話になっている板倉町の皆さんと力を合わせて何かを成し遂げたいと考え、ギネス世界記録挑戦を思いついたという。3月頃から企画を始め、「地元の人が一緒に楽しめる挑戦はないか」とギネスワールドレコーズ地域活性化委員会にも自ら連絡をとった。
実は、当初イベント実行委員会で企画を進めていた挑戦は、隣同士で握手をしながら長い列を作ろうというものだった。「地域との絆」をスローガンに掲げ、学生と地域住民が手を取り合うことで、お互いの交流を深めようとしたのだ。しかし、数週間前になって、他国で大幅更新されたというニュースが飛び込む。覚悟していたこととは言え、ここまで来て諦めてしまうのか・・・そう悩んでいた矢先、この“手首を繋ぐ”という挑戦があることが判明。これなら地元の方にも気軽に参加してもらえるだろう、と一気にイベント実行委員会は盛上ったという。
挑戦当日、他キャンパスからも学生ボランティアを迎え、イベント実行委員会のメンバーは朝早くから最後の準備に走り回っていた。ギネス世界記録特有の細かいルールを参加者全員に把握してもらうため、学生たちが声を枯らして参加者を誘導。小さい子供のいる家族連れが多く、子供たちに笑顔で説明する学生ボランティアの姿が目立った。開場から数分で1000人を超える参加者が列をなし、迎えた午後14時。東洋大学の竹村牧男学長や、地元板倉町の栗原実町長も輪の中に入り、いよいよチャレンジが始まった。

記録が認められるためには、最低1分間、チェーンを維持する必要がある。1人でも手を離してしまうとおしまいだ。微妙な誤差を生まないため、「全員90秒つながり続ける」という目標を設定した。2回のリハーサルを行い、いざ本番。「離さないで!みんな頑張りましょう!」ステージ上から実行委員会のメンバーがカウントを行いつつ参加者を激励した。残念ながら1発クリアとならなかったものの、すぐに再チャレンジ。「一人ひとりが世界記録保持者になれるんですよ!」というステージからの呼びかけに、参加者の疲れも吹き飛んだようだ。「・・・88、89、90秒!!終了です!!」という合図で繋いでいた手をほどくと、参加者からは自然と拍手が沸き起こっていた。
この挑戦に立ち会ったギネスワールドレコーズの公式認定員2名。厳正な審議の結果、ステージ上で「見事、新しいギネス世界記録に認定いたします!」と発表されると、開場は歓喜の声に包まれ、イベント実行委員会の中には目に涙を浮かべるメンバーも。挑戦に参加した新入生からは「すっごい楽しい!次は私達が企画したい!」という興奮した声も聞こえてきた。竹村学長は「学生たちが素晴らしいことを成し遂げてくれた。世界記録も素晴らしいし、こんなに地元の方が集まってくださったことにびっくりしている。一緒にいい思い出を作ることができた」とスピーチ。学生の力で、地域との絆が本当に深まった一日だった。

正式記録名:Longest chain of people crasping wrists(手首をつかんで並んだ人々の最も長いチェーン)
記録数 :1,062人
1026人が一つに繋がってギネス世界記録達成/群馬県板倉町
2012年10月15日更新
10月14日、東洋大学板倉キャンパス(群馬県板倉町)で、学生が中心となって企画したギネス世界記録への挑戦が行われた。挑戦名は“クラスピングリスト・チェーン”。クラスピング(繋ぐ)リスト(手首)、つまり、隣同士で手首を繋ぐことで一つの長いチェーンを作るというもの。大学生と地元住民が集まり、暫定記録の
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