福島県矢吹町では、2月13日(月)に町内のホテルニュー日活にて農商工連携フォーラムを開催した。また、町の若者を中心に構成された矢吹町地域ブランド検討会議が試行錯誤を重ねて作った矢吹町の新ご当地メニュー「やぶきG麺」のお披露目を行った。
矢吹町は、東日本大震災により、特に地震によって多くの商店が倒壊し、農産物についても風評被害が依然として続いている。こうした状況を打破し、矢吹町の地域経済、地域農業の明日へつなげるために、農商工連携による地域ブランド化を目指してフォーラムを開催した。
フォーラムは3部構成となっており、第1部では、株式会社ブランド総合研究所の田中章雄代表取締役社長が「矢吹町の地域資源を活用した地域ブランド化への取り組み」と題した基調講演を開催、他地域の事例などを交えながら矢吹町のブランド化に向けた取り組みについて講演を行った。
第2部では、「矢吹町のブランド化、農商工連携のヒントを見つけよう」をテーマに、東京農業大学の長島教授をコーディネーターとして、パネルディスカッションが行われた。パネラーは、タレントの大桃美代子氏、ブランド総合研究所田中章雄代表取締役社長、やぶきぐるぐるNowker’s代表関根幸一郎氏、大木代吉本店代表大木雄太氏、矢吹町長野崎吉郎町長の各氏。現在、福島は世界で最も安全・安心に敏感な地域であるが、ここを乗り切れば、後で大きな武器になる、といった力強いアドバイスなどが行われるなど、活発な意見交換が行われた。
また第3部では、矢吹町の特産であるトマトとみそを使った汁なしラー麺、名づけて「やぶきG麺」の試食が行われた。やぶきG麺の特徴は、トマトベースの味付けをした汁なし麺の上に、具材を使って矢吹町のキャラクター「やぶきじくん」を再現したもの。顔はトマト、目玉はゆで卵、頭はネギ、くちばしはチャーシュー、そして背景に緑野菜を使用している。
試食をしたフォーラム参加者からは概ね好評で、パネルディスカッションのパネリストとして参加したタレントの大桃美代子氏からは「少し甘めなので子どもも安心して食べることができる。逆に大人向けのピリ辛味も作ったら面白いのではないか」といった意見が挙げられるなど、今後は町内の飲食店等の協力を得ながら引き続き取り組みが行われる予定だ。
新メニュー「やぶきG麺」お披露目/福島県矢吹町
2012年02月17日更新
福島県矢吹町では、2月13日(月)に町内のホテルニュー日活にて農商工連携フォーラムを開催した。また、町の若者を中心に構成された矢吹町地域ブランド検討会議が試行錯誤を重ねて作った矢吹町の新ご当地メニュー「やぶきG麺」のお披露目を行った。
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