Tallest city or town hall (最も背の高い市庁舎)
世界で一番背の高い市庁舎としてギネス世界記録に認定されているのが、新宿副都心にある東京都庁第一本庁舎だ。地上48階建て(地下は3階)で、その高さは243m。
丹下健三氏がデザインしたその外観はコンピューターチップをイメージしたとも言われ、1988年に着工、1991年に落成した。
地上から202mの高さにある展望室のフロアまでは、地上からわずか55秒のエレベーターで到達できる。富士山や東京スカイツリー、明治神宮、東京ドームなどのランドマークを一望できる。
記録保持者:東京都庁第一本庁舎
場所:新宿区
Most people unearthing radishes simultaneously (大根を同時に抜いた最多人数)
都心のイメージが強い東京都だが、練馬区では農業も盛んで、23区内で最大の農地面積を有している。この地方で江戸時代から栽培され、今に伝えられているのが練馬大根だ。
一般にスーパーで見かける青首大根ではなく、練馬大根は首の部分が真っ白の白首大根の一種。辛みが強く、たくあんなどの漬物や、大根おろしに向いている。首と下部は細いが、中央部が膨らんで太い形をしているのも特徴で、太い部分から伸びた根がしっかりと地面に根ざしており、引き抜くには通常の大根の3~5倍の力が必要といわれる。
そんな練馬大根の引き抜き体験を通して、練馬大根に親しみ、地場の農業に興味を持ってもらいたいという思いで、練馬区とJA東京あおばが毎年共催しているのが「練馬大根引っこ抜き競技大会」だ。近隣の子供たちや家族連れが参加し、大根と格闘しながら盛り上がるイベントとなっており、抜いた後の大根の一部は、区内の小中学校で給食に提供されている。
2017年には、大人数で一斉に大根を引き抜くというギネス世界記録に挑戦し、492人の参加が世界一に認定されている。
詳細記事はこちら
記録保持者:練馬区、JA東京あおば
記録認定日:2017年12月3日
場所:練馬区
Largest kotsuzumi ensemble (最大の小鼓アンサンブル)
邦楽の楽器といえば、何を思い浮かべるだろうか。笛、琴、三味線・・・色々あるが、今回紹介するのは”小鼓”による世界記録。
小鼓(こつづみ)とは和太鼓の一種で、肩の上に乗せ、手で革をたたいて音をだす楽器だ。革を結び付けている緒(紐の部分)を締めたり緩めたりすることで音色を調節している。
この小鼓でギネス世界記録に挑んだのが、邦楽囃子の普及を目的に2015年に設立された一般社団法人千人鼓の会。挑戦当日は、全国から集まった300人以上の奏者が中央区歌舞伎座の舞台上のひな壇に座り、約10分間の三番叟組曲を演奏。326人の同時演奏成功で、世界一と認定された。
ギネスワールドレコーズでの紹介記事
記録保持者:一般社団法人 千人鼓の会
記録認定日:2019年4月28日
場所:中央区
東京都の3つの世界一、いかがでしたでしょうか。
さて、次回は、神奈川県の世界一を特集します。
第12回・千葉県の記事はこちら
※ご紹介している記録は、各認定日時点での世界一です。現在は更新されている可能性があります。