本年度より弊社では、農林水産省の補助を受け、「消費者ニーズ対応型食育活動モデル事業」を実施している。
この事業は、農山漁村の直売所や道の駅に着目し、「食や農にまつわる体験」を積極的に消費者に発信していこうというものだ。ここでいう「体験」というのは、イチゴ狩りのような「観光農業」から一年を通して農業を体験する「農業塾」、さらにジャムやパンのような「加工品作り」や、農山漁村の食文化を味わう「食べる」体験も含まれている。
直売所や道の駅は、今や農山漁村の様々な機能(農林水産業、食文化、伝統的な知恵)が凝集した地域の中核施設として位置づけられている。そして、消費者と地域とが出会う、交流の「場」となっている。そんな直売所や道の駅が「食や農にまつわる体験プログラム」を消費者に打ち出すことができれば、農山漁村の魅力がより消費者に伝わるであろうし、なにより農山漁村の魅力は食と結くものが豊富にあるため、「食育」にもつながると思われる。
さて、この事業の第一回検討会議を6月16日(火)に行った。委員は日本の直売所・食育・観光をけん引するそうそうたるメンバーで構成されている。印象的なご意見を若干紹介させていただきたい。
①直売所の価値について
・今や直売所は地域の価値を伝え、日本の農業を支える役割を担っている。
・直売所は「物を売る」のではなく、「夢を売る」場所である。
②体験について
・直売所や道の駅はコンテンツ作りが得意だが、情報発信は得意ではない
・体験を「扱いたいのだが、やり方がわからない」という直売所が多い
より多くの直売所や道の駅が、地域の魅力を伝える手段として体験を打ち出せるよう、この事業を通じてネットワークを広げていきたい。
文責:網野 善久
消費者ニーズ対応型食育活動モデル事業実施中!
2015年06月17日更新
本年度より弊社では、農林水産省の補助を受け、「消費者ニーズ対応型食育活動モデル事業」を実施している。この事業の第一回検討会議を6月16日(火)に行った。委員は日本の直売所・食育・観光をけん引するそうそうたるメンバーで構成されている。印象的なご意見を若干紹介させていただきたい。
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