企業や地域のPRキャラクターを一般消費者が評価する、「第1回PRキャラクター・ブランド調査」の結果、1位はSoftBankの「お父さん犬」だった。地域関係のキャラクターでは、「ひこにゃん」は12位と最も高かった。
この調査は、世論調査・市場調査の企画設計から分析報告書作成までトータルサービスを提供する株式会社RJCリサーチが実施したものだ。近年の「ご当地キャラ」ブームに代表されるように、企業や団体の広報、商品やサービスの宣伝、地方の町おこしなど、様々な場面でキャラクターが活用されている。そこで、企業、商品、団体、自治体、イベントなどのPRを主目的とするキャラクターを幅広く対象とし、調査を実施した。まず、2,000人に事前調査を行い、想起率の高いキャラクター300を選定。その後、8,000人に本調査を実施した。
総合1位となった「お父さん犬」は、“独自性”と“和み”のイメージが非常に強く、また広告量の多さから“認知力”もトップとなり、総合1位の座を不動のものとした。総合2位の「ASIMO」(本田技研工業)は、洗練された独自性のあるデザインで、イメージアップに繋がる強い印象を消費者にもたらしている。次いで、昔ながらのキャラクターの代表として、“和み”イメージを持つ「ペコちゃん」が第3位となった。
地域関係のキャラクターでは、「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)が12位ともっとも高かったほか、32位に「せんとくん」(奈良県)、「モリゾー/キッコロ」(愛知万博)、35位に「駅長たま」(和歌山電鐵貴志駅)などが上位にランクインした。
その他、総合力(20位まで)やジャンル別ランキング等については、こちらへ。
関連情報:株式会社RJCリサーチ

PRキャラクター1位は「お父さん犬」。ひこにゃんは12位
2011年06月03日更新
企業や地域のPRキャラクターを一般消費者が評価する、「第1回PRキャラクター・ブランド調査」の結果、総合ナンバーワンは、SoftBankの「お父さん犬」だった。
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