ブランド総合研究所では、農林水産省補助事業として「食料品バリューチェーン構築支援事業(バリューチェーン新展開構築事業)」を実施します。これは全国各地の付加価値の高い農林水産品を、異業種連携による商品化や、卸売市場や輸出などの流通段階において、それぞれ価値を高めていくもので、関係者や有識者による検討会、優良な取組事例の調査、ハンドブックの作成、全国4ヶ所でのセミナー・研修会などを行います。
この事業の目的は、従来型流通における規格重視のサプライチェーンから、食品事業者が有するマーケティング力や情報・通信技術等を活用し、1次産業の有する価値を発掘・付加して消費者に確実に伝達するバリューチェーンへと発想の転換を図ることです。
これにより、従来型流通においても新結合やイノベーションを促進し、価値の創出を拡大するとともに、株式会社農林漁業成長産業化支援機構(以下「A-FIVE」という。)が行う支援の活用に向けた意識の醸成を図ります。
◆事業内容(予定)
1 推進協議会の開催
この事業の進め方やバリューチェーン新展開構築に関する包括的な議論をします。
2.テーマ別分科会の開催
下記4つのテーマについて、事例調査のとりまとめや促進方策を検討します(全3回、都内にて平成26年10月~12月頃開催予定)。
①輸出促進・・・国産農林水産物・食品の輸出促進のための海外の事業者等と連携したバリューチェーンの構築
②異業種連携・・・医療・福祉事業者、観光事業者、バイオマス事業者等と連携したバリューチェーンの構築
③卸売市場・・・卸売市場や卸売業者・仲卸業者等の活性化につながるバリューチェーンの構築
④A-FIVE活用促進・・・農林漁業成長産業化ファンドによる支援を活用したバリューチェーンの構築(※他のテーマと共通するテーマであるため、独立の分科会は設けない)
<推進協議会および分科会のイメージ>
3.研修会等の開催
優良事例や促進方策に関する普及啓発資料を作成し、食品関連事業者等を対象に研修会等を開催します(全国4か所程度、平成27年1~3月予定)。
4 優良事例の調査
テーマ別のバリューチェーン構築の取組事例を調査します(文献・現地調査)。
5 普及啓発資料の作成
事例調査や、推進協議会・分科会開催を通じて抽出したバリューチェーン構築の成功ポイントや優良事例を収録した『食料品バリューチェーン構築のハンドブック』と、それを簡潔にまとめた『パンフレット』を作成します。
◆読者参加について
テーマ別分科会や研修会は、食料品に関する産地やメーカー、流通、行政関係など読者の方々が参加できる形式を予定しております。各会場には定員に限りがございますが、事前にメールアドレスをご登録していただいた方には、いち早くメールでお知らせします。ご希望の方は以下の項目をご記入のうえ、下記「お問い合わせ先」までメールしてください。
所属先:
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◆お問い合わせ先
株式会社ブランド総合研究所 バリューチェーン事業部 (担当:金築(かねつき)、平野)
電話:03-3539-3011 FAX:03-3539-3013
メール:fvc@tiiki.jp