特許庁は10月4日、地域名と商品・サービス名を組み合わせた「地域団体商標」制度に関して、「菊池温泉」「遠州灘天然とらふぐ」「鎮江香醋」の3件について商標登録査定を出した。
なお、鎮江香醋は中国の団体が申請者となり、マドプロ出願(国際商標出願)において地域団体商標出願として主張し、このたび認められたもの。
特許庁では2006年に100件、2007年には234件、2008年に76件、2009年に34件の商標に対して登録査定を出しており、2010年に認められた件数は20件、2011年に認められた件数は26件。地域団体商標は累計490件が認められたことになる。
これらの地域団体商標の出願者が、査定の送達があった日から30日以内に登録料を納付することで商標権が設定登録され、商標権が発生する。
10月4日に登録査定の出た地域団体商標
商標(よみがな) | 出願人 | 都道府県 |
菊池温泉(きくちおんせん) | 菊池温泉観光旅館協同組合 | 熊本県 |
遠州灘天然とらふぐ(えんしゅうなだてんねんとらふぐ) | 遠州灘ふぐ調理用加工協同組合 | 静岡県 |
鎮江香醋(ちんこうこうず) | Zhenjiang Vinegar Association | 中国 |