Largest gathering of armoured samurai(bushi) (サムライの最多集合)
"風林火山"でおなじみの戦国武将、武田信玄の領国・甲斐国は現在の山梨県。JR甲府駅前には信玄公の像が立ち、武田家の館跡である武田神社や、風林火山の軍旗が残されている恵林寺といった史跡があるなど、信玄は現在でも山梨の誇るスーパースターだ。
そんな武田信玄の命日である4月12日の前後に行われているのが、信玄公祭りというイベント。1970年から続くこの祭りの目玉は、信玄公の騎馬行列を再現したパレードで、地元企業や議員団
2012年には、サムライ(着物を着て刀を差すなど武装している状態)が一か所に集まった人数として世界最多となる1,061人がギネス世界記録に認定されている。
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記録保持者:信玄公祭り実行委員会
記録認定日:2012年4月7日
場所:甲府市
Heaviest plum (最も重いスモモ)
果物栽培が盛んな山梨県は、スモモの生産量も国内シェア3割以上でトップ。なかでも、県西部の南アルプス市は、寒暖差が大きく土壌の水はけがよいという条件が揃い、県内屈指の果物産地だ。スモモの栽培の歴史も古く、江戸時代には、この地で栽培されていた記録が残っている。
そんな南アルプス市で生まれた品種が、大玉スモモの「貴陽(きよう)」。1996年に品種登録されたもので、平均的に200g前後、大きいものは桃と同程度の300gほどになる。栽培には細心の注意と手間がかかるが、食感がジューシーで甘みが強く、高級スモモとして扱われている。
2012年に栽培されたスモモは重さ323.77グラム(直径28.1センチメートル、高さ7.3センチメートル)となり、世界一思いスモモとして、ギネス世界記録に認定されている。
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記録保持者:JAこま野(現:JA南アルプス市)
記録認定日:2012年7月24日
場所:南アルプス市
Largest grape spitting competition (最大のぶどう飛ばし大会)
続いても果物の世界一。すももと並んで山梨県の収穫量が日本一となっているのが、ぶどう。世帯当たりの年間支出金額も6,000円を超え日本一だ。
県内の産地としては、甲府市や南アルプス市、笛吹市などがあるが、なかでも”勝沼ぶどう郷駅”を有する甲州市の勝沼地区が有名だろう。ワイン貯蔵庫やレストランのある観光宿泊施設「ぶどうの丘」や、数多くの観光農園で果物狩りを楽しめる、「フルーツとワインの都」である。
毎年秋には、ぶどうの収穫への感謝を原点とする、甲州市かつぬまぶどうまつりを開催している。甲州ぶどう・ワインの無料サービスや、神輿、ステージイベントなどを楽しめるまつりで、中でも、全国から挑戦者が訪れるという”ぶどうの皮とばし大会”は、毎年白熱する人気イベント。2014年には、ギネス世界記録に挑戦する「ぶどう飛ばし大会」として、891人が協議に参加し、世界一に認定されている。
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記録保持者:甲州青年会議所
記録認定日:2014年10月4日
場所:甲州市
山梨県の3つの世界一、いかがでしたでしょうか。
さて、次回は、長野県の世界一を特集します。
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※ご紹介している記録は、各認定日時点での世界一です。現在は更新されている可能性があります。