出身都道府県に最も愛着・誇りを持っているのは沖縄県で、出身者のうち9割の人が沖縄県に愛着を抱いている・・・ブランド総合研究所が各都道府県出身者に対して、「愛着度」について集計・分析をしたところ、このような結果が明らかになった。この調査結果は、株式会社ブランド総合研究所が毎年7月に行っている「地域ブランド調査」の2010年の結果を元に、47都道府県の出身者(現在の居住/非居住は問わず)が、その出身地に対して持っている「愛着度」や「自慢度」について特別集計したもの。
その結果、47都道府県中、「愛着度」については沖縄県が最も高く、次いで2位は北海道、京都府が3位と続いた。(調査期間は2010年7月2日から13日、回答者数は全国3万4257人)
◆調査内容の説明◆
本調査は、各都道府県の出身者に対して、ふるさと(出身都道府県)について「愛着度(愛着があるかどうか)」「自慢度(誇りに思うかどうか)」、「自慢(誇り)に思う要素(22項目)」など、25項目の設問で構成した。
「愛着度」は、出身者自身が"ふるさと"に対して感じる意識について、「自慢度」は、"ふるさと"を他者に誇れるかどうかの意識について質問したもの。
1位は約9割がふるさとへの愛着
「あなたは出身都道府県に対して愛着がありますか。」という問いに対して、「とても愛着がある」「やや愛着がある」「どちらでもない」「あまり愛着がない」「まったく愛着がない」の5段階評価で答えてもらった結果から、「とても愛着がある」と答えた%に、「やや愛着がある」と答えた%の半値を合計したものを「愛着度」の点数とした。
その結果、最も出身地に対して「愛着度」が高かったのは沖縄県で69.2点となった。沖縄県出身回答者の89.3%が「愛着がある」と回答しており、「愛着がない」という否定的な回答は0.9%と非常に少ない結果となった。
一方で、最も愛着度が低かったのは埼玉県で25.8点だった。愛着があると回答した割合は68.0%いるものの「どちらでもない」と回答した割合が21.1%と47都道府県中最も高い割合となっている。
[caption id="attachment_352" align="alignleft" width="600" caption="愛着度ランキング2010"][/caption]