10月26日、五島列島北部に位置する新上五島町で、特産品である「五島手延うどん」を使ったギネス世界記録への挑戦が行われた。
今回の挑戦は、新上五島町市政10周年・五島の日登録記念イベント「五島まつり」の一環として開催。
挑戦した「連続して流し麺をキャッチした最多人数」という記録は、これまで世界中で何度か挑戦が行われているが、ギネスワールドレコーズ社が設定した基準記録を超えた事が無い非常に難易度の高い記録である。
今回、ギネス世界記録を達成しようと会場に集まった挑戦者は165人。
一般的な流しそうめんとは違い、流れてくる麺を待つ間は水に箸をつけてはいけないというルールがこの記録の特徴であり、1人でも失敗してしまうとそこでチャレンジが終了となる。
練習中は麺が流れてくる前に箸を水につけてしまったり、麺をキャッチできないなど失敗の連続であった。
練習を重ね、いよいよ迎えたチャレンジ本番。
1回目の挑戦は10人目でのいきなりの失敗、会場の雰囲気が一気に真剣な空気に変わった。
気合いを入れ直した2回目の挑戦、一致団結し10人、20人と連続して成功。そのまま最後の1人まで挑戦が行われた。
1本以上キャッチできていたか、つかんだ麺は全て食べきったか、同じ人が何度も参加していないかなど公式認定員と15名の監視員により入念な審査が行われ、迎えた結果発表。
公式認定員より、165名の挑戦者に発表された記録は「110人」、この瞬間、新上五島町にギネス世界記録が誕生した。
記録名:Most people catching flowing noodles consecutively
記録(人数):110人
認定日:2014年10月26日
(文責:平野 佑 ブランド総合研究所 世界記録コーディネーター)