東北沿岸の津波被災地周辺を自由に走って、地元と一緒に復興を応援する「第1回 Ultra Cialthon(ウルトラシャルソン)」を8月24日(日)から28日(木)の5日間(シャルソン自体は4日間)にわたって釜石〜気仙沼間の計120kmで開催した。
「シャルソン」とは、通常のマラソンとは異なり、スタート地点とゴール地点だけが決まっているが、コースや移動手段はランナーが自由に選択出来るというスタイル。当大会では全行程を3区間に分けられており、全行程を走るフル参加だけではなく、一部区間だけを走る部分参加も可能のため、長距離のランニングに自信の無いランナーも参加出来るという特徴がある。また、よいタイムで走ることが目的ではなく、走ることにより、そこにある復興のシンボルやそのまま残された地域を訪問したり、復興した街並みや元気な住民の姿、美しい自然などを味わってもらうことが目的である。
参加者は1日当たり30km~45kmを走ることになるが、日ごとに設定されたゴール地点では、地元の方が個性豊かな土地の産品や体験をランナーに提供する“給水ポイント”が設けられていたほか、震災発生から各地域で活躍した首長やボランティア関係者などによる講演のあと、ランナーと地元の方々による親睦会も開催され、それぞれの体験を語り理解を深めた。
なお、参加費用は個人フル参加は43,200円で、一区間の参加は21,600円、地元住民の参加は5,000円で、参加したランナーは全区間合計で数十名。
■イベントの概要
- 8月24日(日) 釜石にランナー集合。釜石市内の被災地訪問およびウルトラシャルソンオープニングセレモニー
- 8月25日(月)釜石〜大船渡シャルソン。
- 8月26日(火)大船渡〜陸前高田シャルソン。
- 8月27日(水)陸前高田〜気仙沼シャルソン。
- 8月28日(木)気仙沼ツアー
参考: 第一回ウルトラシャルソン ホームページ