デジタル家電購入者が最も満足している商品はEOS DIGITAL(デジタル一眼レフカメラ・Canon)。2位はApple(タブレット端末)、3位はNikon(デジタル一眼レフカメラ)となりました。
この結果は、株式会社ブランド総合研究所(本社:東京都港区、社長:田中章雄)が実施した、10のデジタル家電分野154ブランド(商品名及び企業名)を対象に、認知度や商品イメージ、購入者の満足度など約60項目からなる「デジタル家電イメージ調査2012」によるもの。調査は事前に予備調査を実施し(回収数23,094人)、対象となる商品名、企業名を抽出し、同じく予備調査で該当する商品分野の商品を過去一年以内に購入または購入検討した6,153人から回答を得ました。
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◆満足度ランキング上位10位(154ブランド中)
※ランキング作成に当たっては、購入者が20人以上のブランドに絞って作成した。
※満足度算出方法:
各商品購入者に対し、その商品の満足度を5段階評価してもらい、それぞれの選択項目の回答者割合とそれぞれ割り振られた点数を足し合わせた。
満足度(100点満点、小数点第二位四捨五入)
=「とても満足」×100点+「やや満足」×50点+「あまり満足していない」×(-50点)+「まったく満足していない」×(-100点)
◆上位3位の結果
1位 EOS DIGITAL
EOS DIGITAL購入者(n=27)の66.7%が「とても満足」、33.3%が「やや満足」と全員が満足と回答。
「話題性がある」、「周辺機器との連動性がある」などが購入の際に評価されている。
また、EOS DIGITALの他にも「Canon」(4位、69.6点)、「EOS Kiss」(9位、66.7点)も10位以内に入っており、デジタル一眼レフカメラ分野におけるCanon商品購入者の満足度が高い結果となっている。
2位 Apple
Apple購入者(n=22)の54.5%が「とても満足」、45.5%「やや満足」と回答しており、購入者や購入検討者の評価ポイントは「ユーザーコミュニティ」があることなどが挙げられている。
3位 Nikon
Nikon購入者(n=67)の45.2%が「とても満足」、50.0%が「やや満足」と回答。購入者や購入検討者がNikonに抱くイメージでは「信頼」、「安心」、「一流」などで同商品分野1位となっている。
◆各商品分野のシェア ~デジタル家電を買う時に想起するのは商品名?それとも企業名?~
各商品分野の購入シェアは下記の通りとなっている。タブレット端末やプリンターのように1つ、または2つの企業・商品が大きなシェアを占めている商品分野もあればノートPCやデジカメのように最もシェアを占めている企業・商品でも10%で2位以下と近接している商品分野とそれぞれだ。
【テレビ分野:SHARP(左)、プリンター分野:Canon(右)】
他方、視点を変え、購入した商品を「商品名」で回答しているのか、または「企業名」で回答しているのかを見たところ、商品分野毎でその比率が大きく異なっている。右図はテレビ、プリンター両分野でシェアがそれぞれ最も高いSHARPとCanonの結果となっている。SHARPは、その商品ブランド名であるAQUOSが90%以上占めており、テレビ分野の他メーカーにおいても同様の傾向があった。一方CanonでPIXUSと回答した割合は40%に満たない。消費者が商品を購入する際、商品名として認知しているのか、または企業名を想起して購入しているのか、各商品分野で特徴が出る結果となった。
※企業名は調査当時(2012年4月)の名称
注1:シェアは、それぞれの商品分野で「商品を購入した」と回答したと回答者数から割合を算出した。
注2:ランキング作成に当たっては、企業名・商品名共に対象となっている企業はそれぞれの回答者比率を合算しランキングを作成した。
◆購入後の満足度 ~商品分野毎で異なる満足の度合い~
購入した商品についての満足度は、商品分野ごとに大きな差が出た。「デジタル一眼レフカメラ」は調査対象とした12商品の平均満足度は67.0点で、10商品分野の中で最も高かった。中でも「EOS DIGITAL」は83.3点で調査対象全154商品の中で最も高かった。次いで平均点が高かったのは「テレビ」分野で60.2点。その中で「REGZA」が65.7点で最も高かった。
商品分野別満足度ランキング
逆に最も満足度が低かった商品分野は「スマートフォン」で41.1点。ただし、スマートフォン分野で最も満足度が高いAppleの満足度は65.2点、iPhoneは60.3点と高く、商品間での満足度の差が大きかった。
なお、全154ブランドの平均満足度は55.3点。各商品分野の満足度上位の結果は下記の通りとなっている。
注1:満足度算出方法は、「非常に満足」「やや満足」など5段階評価で回答してもらい、各選択肢に付与した加重点数と回答者割合を乗じて合計した。詳細は1ページ目の説明を参照のこと。
注2:ランキング作成に当たって:購入者が20人以上のブランドに絞って作成した。
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<調査内容>
「デジタル家電イメージ調査2012」は、ブランド総合研究所が今年から開始した調査で、今後毎年一回調査を実施していく予定です。
商品ブランドが消費者からどのような評価を受けているか、どのようなイメージ形成を図れているかを明らかにすることを目的に実施。購入した、購入検討した商品や商品名毎のイメージ想起などについて回答を得ています。
調査を実施するに当たり、調査対象となる商品名の抽出をするために事前に予備調査を実施し、23,094人の回答を得ました。その結果を受け、各商品分野の調査対象154ブランドと、調査の回答者母集団となる各商品分野の購入者、購入検討者を抽出し6,153人に本調査の回答を得ました。
<調査概要>
・調査方法 インターネット調査
・回答者 商品の購入経験のある、または購入意向のある10代から60代の男女
・有効回収数 スクリーニング調査 23,094人
______________本調査 6,153人
・調査対象 デジタル家電10商品分野154ブランド
______________商品分野[テレビ、ブルーレイ、ゲーム機、デジカメ、デジタル一眼、ノートPC、
______________タブレット端末、スマートフォン、カーナビ、プリンター]
・調査時期 2012年4月12日~4月27日
・調査項目 購入商品、購入金額、購入場所、購入時の決め手となる要素、満足度、
______________購入商品に対する行動・態度、購入時比較した商品名、評価、商品名毎のイメージ、
______________商品名毎の購入意向など …計61項目
______________(その他)購入・購入検討時の情報経路および情報内容(14情報経路各8項目、計112項目)
<調査報告書について>
1商品分野ごとで調査結果をまとめた調査報告書を発行いたしました(98,000円・税込)。
内容は、各設問の調査結果分析と、集計結果データで構成しております。集計結果データは、単純集計、年齢、性別等属性クロス集計、そして設問間クロス集計を収録しております。マーケティング等に本報告書データをご活用ください。
また、複数の商品分野をご購入される際は割引特典も行っております(詳細は弊社HPを参照ください)。
<ブランド総合研究所の会社概要>
ブランド総合研究所は、企業やブランドに関する調査とコンサルティングを行う専門企業です。代表取締役社長の田中章雄は地域ブランドの提唱者として全国各地で地域ブランドに関する講演を行っているほか、地域ブランドアドバイザーとして弊社コンサルタントスタッフと総力をあげて、全国各地の企業や地域の活性化に取り組んでいます。
・本社 東京都港区虎ノ門1-8-5
・代表取締役 田中章雄
・資本金 2500万円
・設立 2005年11月
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