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最も魅力的な市区町村は2年連続で函館市。北海道は7年連続~地域ブランド調査2015~

最も魅力的な市区町村は2年連続で函館市。北海道は7年連続~地域ブランド調査2015~

全国で最も魅力的な市区町村は函館市となりました。同市が1位になったのは2014年に続いて2年連続3度目。回答者の73.6%が函館市を「魅力的」だと回答しています。2位は札幌市、3位は京都市と上位3市は変わらないという結果となりました。なお、47都道府県では北海道が7年連続1位。

全国で最も魅力的な市区町村は函館市となりました。同市が1位になったのは2014年に続いて2年連続3度目。回答者の73.6%が函館市を「魅力的」だと回答しています。2位は札幌市、3位は京都市と上位3市は変わらないという結果となりました。なお、47都道府県では北海道が7年連続1位。また、2020年に世界的スポーツイベントが控えている東京都が一つ順位を上げて3位となりました。
本年3月の北陸新幹線開業に伴い、沿線の富山県・石川県等の情報接触度が急上昇。一方で観光意欲度は富山県内の上昇が顕著となっています。また、6月に2016年5月の開催が決定した伊勢志摩サミットに関連し、三重県、志摩市などの観光意欲度等が上昇しているほか、今年世界文化遺産に登録された軍艦島のある長崎県が魅力度を上げています。
この調査は株式会社ブランド総合研究所(本社:東京都港区、社長:田中章雄)が国内1000の市区町村及び47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全77項目からなる調査を実施した「地域ブランド調査2015」によるもので、今年で10回目の実施(年1回実施)。全国の消費者2万9046人から有効回答を得ました。



調査結果速報(PDFファイル)はこちらからダウンロードできます。
第10回地域ブランド調査2015ニュースリリース


<調査結果の特徴①~北陸新幹線関連~>
■観光意欲度で石川県・富山県に差

2015年3月に長野駅・金沢駅間で開業した北陸新幹線に関連して、沿線地域は総じて「一年以内に同地域を見聞きしたことがあるか」を示す情報接触度が前年よりも上昇した。
次に富山県・石川県および各市の観光意欲度(訪れてみたいかどうか)をみると、特に富山県・富山県内市において上昇がみられた。
富山県は33.5点(47都道府県中28位)から35.7点(同16位)に、黒部市は32.0点(1000市区町村中62位)から34.5点(同31位)に、富山市は26.0点(同134位)から29.4点(同76位)とそれぞれ点数・順位ともに上昇している。
一方で石川県は42.2点(47都道府県中8位)から40.9点(同8位)に、金沢市は46.0点(1000市区町村中12位)から45.8点(同7位)となっており、順位面は変わらないかやや上昇しているが、点数は若干低下しており、富山県とは対照的な結果となった
この結果から、北陸新幹線開業に伴う「地域イメージ」への影響は、特に富山県および県内市において観光等の意欲喚起に繋がっていることがわかる。対して石川県・金沢市については、今回の情報接触度の上昇が観光意欲度等には特に結びついていない。このことは、新幹線開業以前から同地域は既に高い観光意欲・イメージ等が形成されていたという可能性も考えられる。
なお、魅力度については各地域ほぼ横ばいで推移している。今回の情報接触や、それに伴う観光意欲の上昇が「地域そのものの魅力」として評価されるには現段階では至っていないものと思われる。

観光意欲度全体の傾向として、上位の点数が下がり、下位の点数は上昇傾向となっており、地域間の差が縮小傾向にある。石川県・金沢市については観光意欲度において上位に位置しており、点数は低下しているが順位は変わらない、もしくは上昇しているという結果となっている。

<調査結果の特徴②~伊勢志摩サミット関連~>
■各指標が急上昇した三重県、志摩市

2016年5月に三重県志摩市での開催が決定した「第42回先進国首脳会議(愛称:伊勢志摩サミット)」に関連し、三重県と志摩市の情報接触度をはじめとする各指標が点数・順位とも上昇した。
三重県の情報接触度は前年の31.1点(47都道府県中33位)から35.4点(同23位)に、志摩市は前年の26.1点(1000市区町村中132位)から33.6点(同49位)に大幅に上昇している。また、観光意欲度については、三重県が33.9点(26位)から34.5点(20位)に、志摩市は34.5点(44位)から39.4点(18位)とこちらも大幅な上昇となっているほか、認知度や魅力度など他の指標についても点数・順位が上昇しており、伊勢志摩サミット開催決定の報が同地域のイメージに大きく寄与したことを伺わせる。
一方、伊勢市については情報接触度をはじめ各指標の点数が微減している。これは2013年に行われた伊勢神宮の式年遷宮に伴う情報接触や観光意欲が一段落したことが影響しているものと思われる。
なお、2008年にサミットが開催された洞爺湖町(北海道)のイメージ形成をみると、開催年の2008年は情報接触度をはじめに認知度、魅力度といった各指標の点数順位が大幅に上昇したが、実施2年後の2010年には認知度、情報接触度といった指標が実施前の2007年の結果と同じ水準に戻っている。

<調査結果の特徴③~世界遺産関連~>
■長崎県の各指標結果が上昇

今年、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録された。中でも軍艦島等のある長崎県の結果が上昇している。
まず、情報接触度が33.7点(23位)から38.0点(17位)に大きく上昇。観光意欲度も順位は前年と同じながら、43.1点から43.7点に微増している。他の指標では、情報接触経路のうち「旅やグルメに関するテレビ番組」が、地域資源評価項目では「魅力的な街並みや歴史建造物」の点数・順位が上がっている。
なお、日本各地にある他の該当地域については調査結果から大きな変化は確認できなかった。

調査結果速報(PDFファイル)はこちらからダウンロードできます。
第10回地域ブランド調査2015ニュースリリース

<調査内容>
「地域ブランド調査2015」は、ブランド総合研究所が年1回実施している調査で、2006年にスタートし、今回が第10回目。調査対象は全790市(2015年4月末現在)と東京23区、および地域ブランドへの取り組みに熱心な187の町村を加えた計1000の市区町村、そして47都道府県です。各地域に対して魅力度など全77項目の設問を設け、地域のブランド力を、消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化しました。

<調査概要>
・ 調査方法 インターネット調査
・ 回答者 20代~60代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収し、
日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計した
・ 有効回収数 29,046人(1人の回答者は20の地域について回答。
したがって、地域ごとの回答者数は平均で548人)
・ 調査対象 全国1000の市区町村(全790市+東京23区+187町村)と47都道府県
・ 調査時期 2015年6月24日~7月17日
・ 調査項目 認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲、
情報接触経路(「旅やグルメに関する番組」など14項目)、
情報接触コンテンツ(「ご当地キャラクター」など9項目)、
訪問経験(「行楽・観光のため」など16項目および訪問率)、
地域資源評価(「街並みや魅力的な建造物がある」など16項目)、
まちのイメージ(「歴史・文化のまち」など14項目およびイメージ想起率)、
産品購入意欲、産品想起率(食品、非食品をそれぞれ自由記述)
…計77項目

調査結果速報(PDFファイル)はこちらからダウンロードできます。
第10回地域ブランド調査2015ニュースリリース

 

【関連ページ】

地域ブランド調査2015特設HPトップページはこちらから

同、調査対象地域一覧はこちらから

同、47都道府県魅力度ランキングデータはこちらから

同、魅力度上位100市区町村ランキングデータはこちらから

同、調査報告書のお申込みはこちらから

 

 

<問合せ先(メディアおよび読者とも)>
株式会社ブランド総合研究所 (担当.安田、平野)
Tel. 03-3539-3011(代)  Fax.03-3539-3013
E-mail:  survey2015@tiiki.jp

この記事のライター
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