国内で消費されている落花生(ピーナッツ)のうち国産のものは1割にすぎないが、そのうち約8割が千葉県で栽培されている。県内でも日本一の生産量を誇る八街市内に、千葉県農業総合研究センターの落花生試験所がある。
落花生は南米が原産で、江戸時代に東アジア経由で持ち込まれ、南京豆と呼ばれた。1871(明治4)年に神奈川県大磯に住む寺坂慶次郎氏が種子を入手し、栽培を始めたという。1874(明治7)年には政府が米国から種子を取り寄せて各地へ配布し、全国に栽培が広まった。
代表品種の「千葉半立」は八街市で生まれた、コクと風味が豊かな品種で最高級品として人気の品種。 一方「中手豊」はあっさりした甘味のある味が特徴の早生種。いずれも輸入品種の数倍以上の価格で取引されている。近年、さやが一般品種の2倍以上の大きさになる新品種「おおまさり」が誕生し、将来が期待されている。
(ブランド総合研究所社長 田中章雄)
第70回:千葉・八街産の落花生
2011年12月12日更新
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