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第184回 沖縄黒糖

第184回 沖縄黒糖

 沖縄県の離島で生産される黒砂糖で、サトウキビの搾り汁を煮つめて濃縮し、冷やし固めたもの。カリウム、カルシウム、鉄等のミネラル成分が多く、特有の香味がある。

 沖縄黒糖は伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島の8つの離島で生産されているが、島の土壌や天候、さとうきびの栽培方法などが異なっていて、それぞれの黒糖で色や味、食感などが大きく異なっている。1623年に琉球王国の儀間真常が部下を中国の福州に派遣し、サトウキビの栽培と黒糖の生産法を学ばせた。この知識を基にサトウキビの栽培と砂糖生産を奨励し、沖縄全土に広がった。

 輸入された粗糖などで加工製造されたものや、粗糖(ザラメ)に糖蜜を混ぜて黒糖に似せた商品もあるが、沖縄黒糖を100%使用した商品だけが「沖縄黒糖」と表示することができる。

(ブランド総合研究所 田中章雄)

※当記事は、2014年3月31日発行の日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として掲載しています。記事は日本経済新聞社の許諾を得て います。 無断での複製・複写・転載を固く禁じます。

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