人気度1位はどさんこプラザ。トップ3は変わらず
銀座、日本橋、新橋エリアはアンテナショップの集積地に
上位3位までが有楽町の交通会館に集中しているが、4位以降は銀座、日本橋、新橋のエリアに多くのショップが集中している。
かつては池袋(宮城)のほかに、新宿(長野、広島)や飯田橋(青森)、青山(福井、新潟)などが位3位までが有楽町の交通会館に集中しているが、4位以降は銀座、日本橋、新橋のエリアに多くのショップが集中している。
かつては池袋(宮城)のほかに、新宿(長野、広島)や、青山(福井、新潟)などがあったが、いずれも銀座、有楽町に移転し、飯田橋(青森)は移転のため休店中で、渋谷(徳島)については今年度末で閉鎖予定している。
結果的に、有楽町、銀座、日本橋、新橋のエリアにアンテナショップが集積している。その理由は、首都圏の消費者でアンテナショップを日常的に活用する人が増えていることだ。
かつては、各県の出身者が慣れ親しんだ商品を購入するというニーズが強かったが、最近では、付加価値の高い商品を求めて、日常的にアンテナショップを利用する人が増えていることが本調査でも明らかになっている。
伸びが目立つ品川・秋田、スカイツリーの栃木
そうした状況の中で、品川にある「あきた美彩館」が前年と比較して訪問経験率の伸びが最も大きかった。
リニア発着駅として大きく街が生まれ変わりつつある品川駅の駅前に位置する同店は、アクセスの良さに加え、秋田の食文化や地酒を前面に打ち出した体験型の売り場づくりが評価されたとみられる。
また、東京スカイツリータウン内の栃木県のアンテナショップ「とちまるショップ」も大きく伸長している。
インバウンドや観光客が多く利用するスカイツリーのエリアという観光導線上にある立地や話題性のあるイベント展開が来店増につながったと考えられる。
移転・話題性が訪問率に影響したケースも
「宮城ふるさとプラザ」は、2024年12月に池袋の店舗を閉鎖後、日本橋茅場町の仮店舗を経て、2025年8月から有楽町・交通会館に新規オープンした。2度にわたる移転という大きな動きが話題となり、結果として訪問経験率の上昇につながった可能性がある。
このように、単なる商品力だけでなく、立地変更やリニューアルといった“話題性”そのものが集客に影響する点も、アンテナショップの特徴として浮かび上がっている。
アンテナショップは「定番+変化」で集客が決まる
今回の結果からは、北海道のように長期的に強いブランド力を持つ店舗と、移転や新展開などで話題性を獲得した店舗の双方が訪問経験を押し上げている構図が見える。
アンテナショップは安定した人気に加え、イベント性や立地変化といった“動き”が訪問動機に直結する市場であり、今後もこうした要素の組み合わせが集客を左右すると考えられる。
調査概要
・調査方法: インターネット調査
・調査票構成:2種類の調査から構成
・調査対象者:首都圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)在住の男女(調査モニター約450万人より抽出)
・対象年齢: 20~79歳 ※年代別集計では60~79歳を「60以上」として集計
・調査実施日:2025年10月10日(金)~10月17日(金)※本報告書では最新結果を調査年に合わせ「2025年」と表記
・対象店舗数:34店
(うち青森県は一時閉鎖中のため33店、飲食設問では37店)
・設問数: 10問(ほか回答者属性8問)
・回収数: 20,000人
・有効回答数:19,843人(不完全回答等を除外)
お問い合わせ先
株式会社ブランド総合研究所
Tel. 03-3539-3011(代)
Fax.03-3539-3013
調査概要・購入ページはこちらから
E-mail: survey[アットマーク]tiiki.jp
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訪問経験率で最も高かったのは、北海道どさんこプラザで26.16%となった。同店は他店舗と比べて突出した数値を記録しており、2位以下に大きな差をつけている点が特徴的である。
同店は2017年の調査以降、連続して1位を維持しており、長期的に見ても安定した人気を誇る“定番のアンテナショップ”としての地位を確立している。北海道ブランドそのものの知名度の高さに加え、海産物・乳製品・スイーツなど商品の幅広さが、継続的な来店動機につながっていると考えられる。
2位の銀座わしたショップ、3位の宮城ふるさとプラザは移転にもかかわらず上位。ちなみに沖縄わしたショップは銀座1丁目から有楽町の交通会館へ、宮城ふるさとプラザは2024年12月に池袋の店舗を閉鎖後、日本橋茅場町の仮店舗を経て、2025年8月から有楽町・交通会館にオープンした。。
交通会館には地下にも複数のアンテナショップが出店しており、複数拠点の利用を訪問する「アンテナショップめぐり」を行う人も少なくないだけに、集客はしやすいという利点がある。もちろん、人気の地域産品や、話題性のある商品があることが、売り上げや継続的な売り上げにつながっていると思われる。