「各都道府県を代表する歌手は誰か?」を明らかにするために、各都道府県ごとに平均15人計684人の歌手に対し、年代性別を均等に抽出した住民1000人ずつが評価した調査。
その調査結果の中から東北各県の上位10位ずつをランキング形式で紹介します。
なお、この調査結果の一部は日本テレビの番組内で紹介されました。
新潟県は小林幸子が1位。平原綾香は好感度、口ずさみ度で1位
富山県は高原兄が独走。室井滋は好感度で1位
富山県では富山市出身の高原兄が1位。2000年に実家の会社を継ぐために富山県に帰郷。その後、会社社長とローカルタレント活動の両方で活躍しています。
2位の室井滋は滑川市出身の女優で「自主映画の女王」とも呼ばれています。2023年より富山市の「高志の国文学館」の館長に就任しています。
3位の澤武紀行はオペラ歌手で、射水市出身。富山銀行のTVCMに起用されたほか、高岡市立国吉義務教育学校の作詞・作曲も手掛けています。
石川県はユーミンが全評価1位のパーフェクト
石川県はユーミンこと松任谷由実が1位で、5指標のすべてが1位というパーフェクトを達成。
回答者の81.3%が「県内だけでなく、県外でも多くの人に知られている」、61.3%が「歌・曲・歌詞に感動する、心が動かされる」と答えています。
出身は東京都ですが、デビュー直後に金沢の放送局で番組を担当したことがきっかけで、「第二の故郷」と語るほど石川県への思い入れが強い。北陸新幹線の駅の発車メロディーに採用されているほか、能登半島地震での復興活動にも熱がこもっています。
2位の石川さゆりは熊本県出身。大ヒット曲「能登半島」が有名。能登町の復興特命大使に就任しています。
3位の一青窈は母親が中能登町出身。JR七尾線の駅の発車メロディーが代表曲の「ハナミズキ」。震災復興の一環で、能登高校の卒業式で「ハナミズキ」や「もらい泣き」をサプライズ披露しました。
福井県は五木ひろし。高橋愛は検討も2位
1位の五木ひろしは美浜町出身で、数十年間ずっと福井県を代表する歌手として活躍しており、県民で知らない人はほとんどいません。
2位の高橋愛さんは坂井市出身。女性アイドルグループ・モーニング娘。の元リーダーで、ダンスボーカルユニット・GOKI-GENs(ゴキゲンズ)のリーダー。2011年にふくいブランド大使に就任、福井弁でまくしたてる会話がチャームポイントと言われています。
3位の川本真琴は福井市出身のシンガーソングライターで、「ギター系女子」のはしりです。
7位のレキシは好感度が県内1位。鯖江市出身の池田 貴史によるソロユニットで、歴史上の人物や史実について歌う独自のスタイルで注目を集めています。
調査概要と表の見方
調査は、最初に性年代が均等となるように集めた全国の4000人の回答者により、「ノミネート調査」を実施。各都道府県を代表する歌手を各都道府県から約15人ずつを抽出しました。
このノミネート調査の結果を基に抽出した平均15人(47都道府県で計684人)の歌手に対して各都道府県民が認知度や好感度、地域貢献度、口ずさみ度、自慢度から各歌手を評価する「本調査」を実施しました。都道府県ごとに年代性別を均等に抽出しのた住民1000人ずつ、計47000人の回答を回収しましたが、回答内容が矛盾しているなど、信頼がおけない回答は集計の対象外としたため、計40,437人の有効回答をもとに集計しました。
さらに、上位入賞者を「知っている」と回答した人を対象として、具体的に知っている歌・曲や、その歌手や歌についての感想やエピソードなどを集める「コメント調査」を実施しました(回答の一部をテレビ番組内で紹介)。
この調査結果をもとに、都道府県別に「地元を代表するアーティスト」のランキングを作成しました。なお、この調査結果の一部は日本テレビ系列の番組「県民スター栄誉賞」で紹介されました。
・認知度:「あなたが知っている歌手・アーティストをすべてお選びください」との設問で各アーティストが選択された割合を%で算出
・好感度:「あなたは以下の歌手・アーティストが好きですか」との設問において、「とても好き」「好き」少し好き」「どちらとも言えない」「あまり好きではない」の中から一つを選んだ結果をもとに算出(単一回答)
・口ずさみ度:「以下の歌手・アーティストの代表的な歌や曲についてお答えください」の設問において、「よく口ずさむ」「時々口ずさむことがある」「歌詞や楽譜を見なくても、歌ったり演奏したりできる」「歌詞や楽譜を見れば、歌ったり演奏したりできる」「サビの部分だけは 知っている」「過去に聞いたことがある」「歌や曲が思い浮かばない」の中から選んでもらった結果をもとに算出(複数回答)
・地域貢献度:「以下ような地域貢献に寄与していると思う歌手・アーティストをお選びください」の設問において、「ライブやイベントを開催し、地域経済に貢献している」「地域の情景や魅力を「歌や曲にして伝えている」「地域のイベントや行事、生活圏内で曲がよく使われている」「地域の『音楽文化の発展』や『音楽教育』に貢献している」「地域のイメージアップに貢献している」の中から選んでもらった結果をもとに算出(複数回答)
・自慢度:「以下のイメージにあう歌手・アーティストをお選びください」の設問において、「実力がある(歌や演奏、作詞・作曲の能力が高い)」「県内だけでなく、県外でも多くの人に知られている」「世界で活躍している」「歌・曲・歌詞に感動する、心が動かされる」「過去に音楽における大きな表彰、授賞、選出されたことがある」「音楽以外でも、多才である(幅広い活動をしている)」「音楽の道で成功するまでのストーリーに、胸を打たれる」の中から選んでもらった結果をもとに算出(複数回答)
・総合力(県民ソング総合点):上記の「認知度」、「好感度」、「口ずさみ度」、「地域貢献度」、「自慢度」の結果を、それぞれ最高点が100点となるように再集計し、その平均点を「総合力」とした
調査方法:インターネット調査
調査対象:本調査は各都道府県を代表する音楽家684人
(都道府県ごとに15人前後。ただし調査時点で故人を除く)
調査日:
・ノミネート調査:8月11日~13日
・本調査: 2024年9月5日~15日
・コメント調査:2024年9月27日~10月14日
回答者:登録している調査回答パネルより、年齢、性別が均等となるように抽出
(ノミネート調査および本調査)
回収数、有効回答数:
・ノミネート調査:4,000人
・本調査:47,000人。うち有効回答数 40,437人(同一回答者による複数回答はない)
・コメント調査:2,350人
調査・集計:株式会社ブランド総合研究所
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地域別の調査結果は、以下の地域名をクリックしてください
(クリックできない地域は近日中にアップ予定)
北海道
東北(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)
北関東(茨城県、栃木県、群馬県)
首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)
北陸(新潟県、富山県、石川県、福井県)
中部・東海(山梨県、長野県、静岡県、岐阜県、愛知県、三重県)
近畿(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県)
中国(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)
四国(徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)
沖縄県
新潟県では新潟市出身の小林幸子が1位。認知度、地域貢献度、自慢度がいずれも県内1位。地域貢献度では「地域の情景や魅力を、歌や曲にして伝えている」「地域の音楽文化の発展や、音楽教育に貢献している」、「地域のイメージアップに貢献している」がいずれも県内で1位。
2位は平原綾香。好感度と口ずさみ度では小林幸子を上回っています。東京都出身ですが、代表曲「Jupiter」は2004年の新潟県中越大震災の応援歌。
3位のDJ松永は長岡市出身のヒップホップで、2019年にロンドンで開催されたDMC世界DJチャンピオンシップで日本代表として出場、優勝。「世界一のDJ」となった。
5位のNegiccoは新潟県を活動拠点とするご当地アイドルグループ。