MENU
【弊社社員を装った迷惑メール(なりすましメール)にご注意を】 添付ファイルの開封や記載URLへのアクセスを行わず、メールを削除していただくようお願い致します。
SDGs取組評価が高い企業は好感度が約35%高い

SDGs取組評価が高い企業は好感度が約35%高い

消費者やビジネスマン、投資家など1万500人による国内有力企業210社を評価する「企業版SDGs調査2020」で、SDGs取組評価と企業好感度の結果には強い相関があり、SDGs評価が50位以内の企業は平均と比べて好感度が約35%高いことが明らかになった

2020年3月に実施した「企業版SDGs調査」の結果で、対象となった全210社に対し、認知度、好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲といった項目の関連性を分析したところ、SDGs取組への評価と企業好感度の間には強い相関があることが明らかになった。

調査概要
調査概要については、以下のページを参照
「企業版SDGs調査2020」調査概要と報告書の構成

SDGsは好感度を高める

このグラフは、企業版SDGs調査で対象となった企業のSDGs取組評価の点数を横軸に、好感度を縦軸に取ったグラフに、調査対象210社の結果をプロットしたもの。
SDGs取組評価が高いほど好感度が高くなる傾向にある。グラフの中心にある直線は近似直線で、相関係数(R=0.798)、決定係数R2=0.632)と、非常に強い相関があるという結果になった。


※SDGs取組評価
各社のSDGsへの取組について「とても評価している」、「少し評価している」、「どちらでもない」、「あまり評価していない」、「全く評価していない」、「知らない」から選択してもらい、加重平均(とても=100点、少し=50点、他は0点)した結果。
※好感度
各社について「とても好感が持てる」、「少し好感が持てる」、「どちらでもない」、「あまり好感が持てない」、「まったく好感が持てない」、「知らない」から選択してもらい、加重平均(とても=100点、少し=50点、あまり=-50点、全く=-100点)した結果。

SDGsはプラスイメージを高める効果

SDGs評価の順位で対象企業を4つのグループに分けて、それぞれのグループでの好感度を算出してみた(下表)。
1位~50位の企業の平均では、「とても好感が持てる」との回答は平均17.7%、「少し好感が持てる」は33.4%と、合計で51.1%と半数以上の回答者から好感が持たれていた。これは210社平均(「とても好感が持てる」11.5%、「少し好感が持てる」26.4%の計37.9%)よりはるかに多い。

つまり好感を持っている人の割合は、上位50社では平均より35%ほど高い(51.1÷37.9=1.35)ということになる。
一方、「あまり好感が持てない」「全く好感が持てない」というネガティブな回答の割合についても同様に27%ほど低下(4.7÷6.4=0.73)させる効果があった。
このことから、SDGsへの取組は企業の好感度を高める効果があるという結果が導けた。

SDGsの取組評価の順位が高い方から50~60社ごとに4つのグループを作り、それぞれのグループの好感度の設問の結果をまとめた。ただし、認知度による差を排除するために、各社を「知らない」と答えた人の回答は除外して集計した。
結果は、順位が高いほど「とても好感が持てる」「やや好感が持てる」との回答率が高くなる一方で、「あまり好感が持てない」「全く好感が持てない」の回答率は低くなるという結果になった。

なお、調査対象とした210社のSDGsの取組評価の結果については、以下のページを参照のこと。
企業版SDGs調査2020 結果発表。1位はトヨタ

お問い合わせ先

株式会社ブランド総合研究所 (担当:森) 
105-0001 東京都港区虎ノ門1-8-5 
MAIL. sdgs☆tiiki.jp (☆を@に変えてください)
TEL.03-3539-3011
FAX.03-3539-3013

・パンフレット 企業版SDGs調査パンフレット
・申込書 企業版SDGs調査申込書
・お申込み 申し込みフォーム
・お問い合わせ 問い合わせフォーム

SDGs関連記事 一覧

この記事のライター
関連記事
株式会社ブランド総合研究所では、魅力度ランキングでおなじみの「地域ブランド調査」のほかに、都道府県の住民に対し幸福度をはじめ、愛着度や定住意欲度など、地域の持続性につながる指標について調査する「第4回地域の持続性調査」も実施しています。(調査期間:2022年5 月 20~26 日)  その結果、住民が最も「幸せである」と感じているのは沖縄県で2年連続1位となりました。
公開: 2022-10-08 15:24:01
株式会社ブランド総合研究所では、魅力度ランキングでおなじみの「地域ブランド調査」のほかに、都道府県の住民に対し幸福度をはじめ、愛着度や定住意欲度など、地域の持続性につながる指標について調査する「第4回地域の持続性調査」も実施しています。(調査期間:2022年5 月 20~26 日) その結果、地域の持続性を評価する持続度が最も高かったのは沖縄県で3年連続1位となりました。 
公開: 2022-10-08 15:19:18
株式会社ブランド総合研究所では、魅力度ランキングでおなじみの「地域ブランド調査」のほかに、都道府県ごとの住民が地域のSDGsへの取組をどのように評価をしているかを調査した「地域版SDGs調査」も実施しています。(調査期間:2022年5 月 20~26 日)
公開: 2022-10-08 15:19:06
株式会社ブランド総合研究所は、このたび国内有力企業のSDGsの取り組みを消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を実施しました。その結果、最も評価が高いのは3年連続でトヨタ自動車、2位はイオン、3位はユニクロとなりました。(調査時期 2022年7月27日~7月30日)
公開: 2022-10-08 14:56:37
株式会社ブランド総合研究所は国内有力企業のSDGs取組やESG活動を消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を実施しました。その結果から、業種別のSDGs評価ランキングを紹介します。(調査時期 2022年7月27日~7月30日)
公開: 2022-10-08 14:50:51
最新記事
今年2月24日に銀座1丁目に新規オープンした福井県アンテナショップ「ふくい食の國291」は、開店後も好調。オープン後は1日当たりの来館者数、売上額とも旧2店舗(南青山、銀座)の合計のおよそ2倍で、計画を大きく上回っている。
公開: 2023-03-26 16:06:00
ブランド総合研究所は前年に引き続き、第3回目となる「関係人口の意識調査2023」を実施し、調査報告書の申込みの受付を開始しました。
公開: 2023-02-24 19:56:46
2023年の関係人口の市場規模は、出身者が全国で4230万人。居住地や出身地値は別に「応援したい」と思う都道府県がある「応援者」は7497万人。合計で1億1728万人の関係人口がいることが「関係人口の意識調査2023」で明らかになった。そのうち2割に移住意欲があり、7割が地域貢献につながる活動に意欲がある。
公開: 2023-02-24 11:14:25
福井県のアンテナショップ「ふくい食の國291」が2月24日に銀座1丁目にオープン。山形県の店に隣接するビルの1階に食を中心とした物産店と観光等の情報コーナー、地下に伝統工芸品などの産品と飲食部門で、面積は計367平米。来館者数は53万人、売上高は3億2000万円を見込む。
公開: 2023-02-23 18:08:59
福井県、石川県、富山県は、北陸3県合同アンテナショップを、来年春に大阪駅近くに開設する。北陸3県で共同出店することにより、相乗効果が期待される。また、3県が展開するアンテナショップの情報についてもご紹介。
公開: 2023-02-21 12:47:50

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt
get_app
ダウンロードする
キャンセル