地域活性化に取り組む団体を支援することを目的に、全国の地方新聞46紙と共同通信が創設した「第1回地域再生大賞」の受賞団体が発表された。大賞を受賞した静岡県の「グラウンドワーク三島」は水辺環境の再生を目指すNPO法人で、「日本のナショナルトラストの先駆け」と高く評価された。 準大賞には2件が選ばれた。兵庫県の「県立柏原(かいばら)病院の小児科を守る会」は、、医者と患者との理解を深める地道な活動による地域医療への貢献が認められた。 岡山県の「倉敷町家トラスト」は、伝統の町家を中心にしたまちづくりが優れているとの声が高かった。
北海道・東北、関東・甲信越、東海・北陸、近畿、中国・四国、九州・沖縄の6ブロック賞は「たかはた共生塾」(山形県)、「伊参(いさま)スタジオ映画祭実行委員会」(群馬県)、「三重県立相可高校調理クラブ」(三重県)、「碧(あお)い びわ湖」(滋賀県)、「高松丸亀町商店街振興組合」(香川県)、「安心院(あじむ)町グリーンツーリズム研究会」(大分県)が受賞した。
独自の視点による地域振興に対しては特別賞を選出。街並み保存に取り組む「大内宿保存会、大内宿結(ゆい)の会」(福島県)、小さな町で起業や商品開発を目指す「日本上流文化圏研究所」(山梨県)、都市からの定住者を受け入れてきた「色川地域振興推進委員会」(和歌山県)、野焼きなどで草原を守る「阿蘇グリーンストック」(熊本県)、地域の貴重な種を守る「琉球在来豚アグー保存会」(沖縄県)、島に根差したマスクヒーローによる創作劇を行う「種子島アクションクラブ」(鹿児島県)の計6団体が特別賞となった。
地域再生大賞に参加している地方紙は以下の46紙。北海道新聞、室蘭民報、河北新報、デーリー東北、秋田魁新報、山形新聞、岩手日報、福島民報、福島民友、下野新聞、茨城新聞、上毛新聞、東京新聞、千葉日報、神奈川新聞、埼玉新聞、山梨日日新聞、信濃毎日新聞、新潟日報、中日新聞、伊勢新聞、静岡新聞、岐阜新聞、北日本新聞、北國新聞、福井新聞、京都新聞、奈良新聞、神戸新聞、山陽新聞、中国新聞、日本海新聞、山陰中央新報、四国新聞、愛媛新聞、徳島新聞、高知新聞、西日本新聞、大分合同新聞、宮崎日日新聞、長崎新聞、佐賀新聞、熊本日日新聞、南日本新聞、沖縄タイムス、琉球新報。

「第1回地域再生大賞」、大賞は静岡の団体に、準大賞は2団体
地域活性化に取り組む団体を支援することを目的に、全国の地方新聞46紙と共同通信が創設した「第1回地域再生大賞」の受賞団体が発表された。
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