横浜市で栽培されている梨の統一ブランド。品種は約6割が豊水で、3割強が幸水。スーパーや青果店では販売されず、生産者が直売所や通販などで販売している。朝に樹上で完熟した梨を収穫して販売するため、新鮮であることと、大玉で糖度も高いという品質の良さが評価され、生産量が追いつかないほどの人気になっている。横浜産の果実というイメージの良さと希少性から、横浜市民に贈答用品として使われることや、地方から注文を受けることも多い。
横浜で本核的な梨の栽培が始まったのは昭和20年代。当初は知名度が低く、看板や新聞折込チラシなどで宣伝をしたり、梨農園にミニSLを走らせてPRと集客に結びつけたりしていた。昭和40年代には観光梨園が整備されるようになった。なお、神奈川県二宮果樹公園に菊水という品種の原木があり、天然記念物に指定されている。
(ブランド総合研究所 田中章雄)

第160回 浜なし
2013年09月30日更新
この記事のライター
関連記事
人口減少、少子化に歯止めをかけようと、少子化問題に危機感を持ち、子育て支援施策に意欲的に取り組む県により、平成25年4月に発足した「子育て同盟」が、11県知事などの参加による動画「Let It Go~ありのままで~ by子育て同盟」を作成し、インターネット上の動画サービス、YouTubeに公開した
公開: 2014-09-01 23:27:53
ブランド総合研究所世界記録サポート窓口では「ギネス世界記録チャレンジ 自治体パック」サービスを開始した。地域活性化のためにギネス世界記録挑戦を検討している自治体等を対象としたもので、初回の無料相談対応から挑戦記録の提案、申請代行、挑戦当日の立ち会い、挑戦後のアフターフォローまで一貫してサポートします
公開: 2014-04-25 16:57:29
地域ブランドに関する基本的な用語を集めました。日経MJ(日経流通新聞)の2010年7月~12月に、弊社代表の田中章雄が連載コラム「地域ブランドAtoZ」として掲載した記事をもとにご紹介します。
公開: 2014-04-13 18:24:35
日本の各地にある地域産品を紹介します産品名をクリックすると、説明文章のページを表示します。この記事は、日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として弊社社長の田中章雄が連載で執筆しているものです。(カッコ内は日経MJの掲載日です)
公開: 2014-03-27 08:39:28
最新記事
ここでは、地域ブランド調査2025の都道府県結果のうち、魅力度をはじめ、各主要項目の上位結果について紹介します。
公開: 2025-10-04 23:01:19
地域ブランド調査2025市区町村の調査結果のうち、魅力度の上位50位、主な調査項目の上位結果について紹介します。
公開: 2025-10-04 23:00:00
全国で最も魅力的と評価された都道府県は17年連続で北海道となったが、神奈川県は調査史上初の4位となった。代わって東京都は5位に転落。関東のトップが入れ替わった。「都道府県魅力度ランキング」で知られる「地域ブランド調査2025」の結果速報をお伝えする
公開: 2025-10-04 22:54:00
「都道府県魅力度ランキング」で知られる「地域ブランド調査2025」は今年が20回目。「地域ブランド元年」である2005年に企画・設計し、翌2006年に第1回目の調査を開始してから、20年間で地域ブランドの考え方や、各地での取り組みは大きく変わった。
公開: 2025-10-04 22:54:00
「都道府県魅力度ランキング」で知られる「地域ブランド調査2025」の結果は、10月4日(土)21:00~22:54 の日本テレビ系「せっかち勉強」の番組内で発表をします。
公開: 2025-09-25 11:36:57