開放感があり、明るい店内に
「八重洲いしかわテラス」は、東京駅八重洲口から徒歩4分ほど、東京ミッドタウン八重洲に隣接しして新たにオープンした。大きなガラスに囲まれた店内は、天井行も高く、明るく開放的なイメージの店舗。総面積350平米の店舗には約1000種類の商品が並んでいる。
店のほぼ中央から上を見上げると、放射線状に並んだ県産の杉材がめにはいる。まるで大きな和傘の中にいるような感覚になるとともに、その合間から天井に埋められたLED灯が、満天の星のように見える。
壁には能登半島の珪藻土を使い、床は金沢上の石垣にも使われる戸室石(とむろいし)や、手取川の川砂を混ぜた床、そして飲食エリアのカウンターには奥能登の黒い珠洲焼の原料で焼き上げたタイルが埋め込まれている。
天井までつながる大きなガラスとともに、まるで石川県の平屋作りの一軒家の中にいるのではないかと思われるような開放感と、あたたかさ、そして古き良き時代からの歴史を感じさせられる。
おしゃれでキュートな商品がズラリ
店内の中央にはお菓子などの加工食品が並ぶ。特に金沢市に本社のある北陸製菓のヒット商品、揚げあられの「ビーバー」が山積みになっているほか、和傘をあしらった菓子などが目立つ。
飲食カウンターの近くには、県内の日本酒36銘柄が揃い、加賀棒茶や、つまみなどがそろえられている。店内奥に設置された情報発信エリアの近くには、九谷焼や金沢金箔などの工芸品が並べられている。
ただ、震災の影響もあり、被災して出品できない商品も少なくなく、今後、復興の状況に応じて品数や数量などは増やしていくという。
北陸新幹線延伸にあわせ、銀座から移転
石川県のアンテナショップは、2023年までは銀座一丁目で営業していたが、今年3月16日の北陸新幹線の金沢-敦賀間の延伸開業にあわせて、その起点である東京駅に近いエリアに移転し、オープンにこぎつけた。
能登の復興を応援する特設コーナーや、北陸新幹線の延伸に伴うJR駅のPRコーナー、観光コンシェルジュが常駐する観光情報コーナーなどもあり、商品の販売だけではなく、東京駅を目の前にした地で、観光面でのPRにつなげるというのも、このアンテナショップの大きな使命といえそうだ。
「アンテナショップ利用実態調査2023」について
【調査概要】
■調査名:アンテナショップ利用実態調査2023
■調査方法:インターネット調査
■被調査者:全国の調査モニターより、年代(20代、30代、40代、50代、60代以上)と性別で均等に回収
■総回収数:20,000人
■有効回答数:19,878人 (不完全回答および信頼性の乏しい回答を削除)
■調査時期:2023年9月 7日~12日
■調査対象:34店舗(併設してある飲食店は28店舗、ECサイト30店)
■回答者属性:年齢、性別、居住地域、婚姻、子どもの有無、職業、業種、世帯年収、住居
アンテナショップの利用実態調査2023特設サイト
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