タコのまち ひたちなか
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茨城県ひたちなか市は、タコの加工量が日本一!市内にある那珂湊水産加工団地には、多くのタコ加工会社が立ち並び、ここから全国各地、世界各国に「蒸したこ」や「酢たこ」といった様々なタコの製品が届けられています。
そんなひたちなか市には、タコにまつわるものがたくさんあります。この記事では、タコ日本一のまちの名物である「蒸したこ」の秘密やひたちなか市のオススメのタコスポット、様々なタコ文化を紹介します。
「蒸したこ」の秘密
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ひたちなか市観光協会推奨土産品にもなっている「蒸したこ」。タコといえば、一般的には茹でて食べられることが多いですが、直接水に浸ける「茹でる」という工程は、実は、茹で汁の中にタコのうま味を逃がしてしまう面もあります。
それに対して、ひたちなか市のタコ加工会社では、茹で汁に浸けず、タコのうま味をなるべく逃さないよう、「蒸し」の工程を主とすることで美味しいタコを製造しているのです。
ひたちなか市で作られるタコ製品の秘密は、蒸すことにあったのですね。
立ち寄りたいタコスポット
あ印
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ひたちなか市のタコ加工会社の中でもその先駆的な会社が「あ印」です。会社エントランスには、様々なタコの漁具が飾ってあり、たこ博士の像が出迎えてくれます。2階には直売所があり、工場で製造している商品を購入することができます。
那珂湊おさかな市場
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年間100万人以上が訪れるひたちなか市のお魚スポット「那珂湊おさかな市場」。魚屋特有の威勢の良い声が響き渡り、多くの買い物客で賑わいます。市場には、おいしい生タコや蒸しタコ、酢タコなどが売られています。その他、那珂湊名物の干物や鮮魚など様々な魚介が買え、せっかく那珂湊に来たのならタコなどの魚介類は、お土産におススメです。
那珂湊おさかな市場
ひたちなか市湊本町19-8
http://www.nakaminato-osakanaichiba.jp/
那珂湊漁協加工直売所 魚食楽(さくら)
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那珂湊おさかな市場の対岸には、「那珂湊漁協加工直売所 魚食楽(さくら)」があります。お店に行くと漁師のお母ちゃんたちが温かく出迎えてくれ、漁師めしをお手頃価格で味わえます。
そこで売られている「たこ飯」はその中の名物の1つ。さらに、ここで売られている「那珂湊焼きそば」にはタコが入っており、茹でた地ダコが売られていることも。知る人ぞ知るひたちなか市の名スポットです。
那珂湊漁協加工直売所 魚食楽(さくら)
ひたちなか市和田町3-11-11
さらにディープなタコ文化
8月8日は‟タコの日”
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ひたちなか市では、8月8日は‟タコの日”と定められています。さらに、10月10日は‟とと(魚)の日“、毎月10日は‟魚を食べる日”と定められています。この日にひたちなか市を訪れた際は、特にタコや魚を食べたいところです。
タコ日本一宣言(書籍)
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タコ日本一のまち、ひたちなか市では、地元商工会議所がタコの本を出しています。その名も『「タコ日本一」宣言 : 魚のおいしいまちづくりへの挑戦』。タコに関する様々な情報が詰まっているタコ好き必見の一冊です。
たこ焼きフェス
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毎年、一大音楽フェス・イベントROCK IN JAPAN FESTIVALの開催地にもなるひたちなか市。実は、たこ焼きフェスなるものも存在します。開催時期は、毎年8月。世界の料理とコラボしたたこ焼きなど、様々なアレンジたこ焼きを食べることができます。
タコイルミネーション(いたるところに出没するタコ)
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タコ日本一のまち、ひたちなか市では、市内のいろいろなところにタコが出没していることも。例えば、冬にはタコのイルミネーションが駅前に出現することもあります。ひたちなか市を訪れた際には、市内に出没しているいろいろなタコを探してみましょう。
タコ日本一のまちのソウルフード、「たこカツ!」を開発中
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タコ日本一のまち、ひたちなか市には、タコにまつわる魅力がいっぱい。そんな、タコ日本一のまちで今、タコを使った新たなご当地ソウルフード「たこカツ!」の開発が進んでいます。
「たこカツ!」は、タコをふんだんに使い、パン粉をまぶして揚げたさつま揚げです。食べ歩きに良し!おやつに良し!そして、何よりもビールによく合う!
「たこカツ!」は、現在開発中。そのお披露目までしばしお待ち下さい。
タコは、タンパク質のカタマリで、疲労回復に効果があるタウリンが多く含まれます。多くの方に「たこカツ!」やひたちなか市のタコ文化を楽しんでいただくことで、元気になってもらえればと思っています。