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第180回 みやざき地頭鶏

第180回 みやざき地頭鶏

 天然記念物に指定されている地頭鶏(じとっこ)を交配により宮崎県で改良した品種。地頭鶏とは、地鶏文化圏と言われるほど豊かな鶏の食文化がある霧島山麓一帯で飼育されていた在来種のこと。江戸時代に島津藩の地頭職に献上したことから「地頭鶏」と呼ばれていたが、生産羽数が少なくなり、1943年に天然記念物に指定された。
 
 その地頭鶏をもとに宮崎県畜産試験場川南支場で開発されたのがみやざき地頭鶏で、96年に官民一体となった生産販売体制が整備された。1平方メートルあたり2羽以下の飼育密度で、オスが120日、メスが150日平飼いするなど、飼育管理マニュアルに基づいて飼育されている。生産指定農場として認定を受けた約40軒で生産しており、全国の約240店の指定店舗で販売している。2007年に宮崎県の商品ブランド認証品目、10年に地域団体商標に登録された。
 (ブランド総合研究所 田中章雄)

※当記事は、2014年3月3日発行の日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として掲載しています。記事は日本経済新聞社の許諾を得て います。 無断での複製・複写・転載を固く禁じます。

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