沖縄本島を中心に生産される手作りの吹きガラス工芸。4~5人のグループが「宙吹き」「型吹き」と呼ばれる製法で制作する。
沖縄におけるガラス製造の歴史は古く、江戸時代初期には沖縄で「焼玉」と呼ばれるガラスが作られていたという。ただ、生産量はごくわずかで、人々が使うガラス製品の大半は日本本土で製造されたものだった。やがて、明治時代に長崎や大阪などからやってきた職人によって、薬瓶やランプ等の生活用品が作られるようになった。
戦後は材料不足のため、米軍基地で捨てられたコーラやビールの空き瓶を使った。このため、厚手で、赤色や緑色などの多彩な色合いとなり、気泡も混入したが、これが琉球ガラスの独特の味わいに。その後は原料や技法も進化し、2003年には沖縄県の伝統工芸品に認定されるまでになった。
(ブランド総合研究所 田中章雄)
第164回 琉球ガラス
2013年10月28日更新
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