16世紀中期、ポルトガルの宣教師たちによって日本にもたらされたスペインのカスティーリャ王国の乾パン「ビスコチョ」がルーツ。「カステラ」という名はその王国の名前に由来するとの説が有力だ。
小麦粉、砂糖、卵が原料で、現在は水飴を加えてしっとりとした食感になっている。砂糖は上白糖とザラメ糖を使うが、そのザラメ糖が底に残っているのも長崎カステラの特徴。乳製品や酵母、ベーキングパウダーなどを使わない日本独自の製法の和菓子として定着した。
創業1624年の福砂屋が元祖で、長崎市の多くの店に製法が伝わった。製法を共通化した地域ぐるみの銘産品づくりの原点といえる。今では抹茶、チョコレート、チーズなどを加えて味付けした商品もある。
愛媛県のタルト、蒸しカステラ、人形焼など、その製法を応用した品々が日本中で生まれており、日本の菓子業界に与えた影響は大きい。
(ブランド総合研究所社長 田中章雄)
第37回:長崎カステラ
2011年04月11日更新
16世紀中期、ポルトガルの宣教師たちによって日本にもたらされたスペインのカスティーリャ王国の乾パン「ビスコチョ」がルーツ。「カステラ」という名はその王国の名前に由来するとの説が有力だ。
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