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第163回 馬路村の柚子

第163回 馬路村の柚子

 人口わずか1000人弱の馬路村では、村の特産品である柚子(ゆず)を使って村の認知度を高める「おらが村方式」を考案。村内販売所の整備や全国の物産展への出展、通信販売などを積極的に展開し、大成功している。

 同村で柚子の栽培が本格的に始まったのは1965年のこと。青果の販売が低迷したために馬路村農協では果汁などの加工品の製造を開始した。87年に柚子が大豊作となったのをきっかけに、村の子供が喜んで飲めるように加工したゆず飲料「ごっくん馬路村」を開発。これが爆発的な大ヒットとなった。80年には3000万円だった加工品の売上高は、93年には10億円を超え、2005年には30億円を突破した。さらに、10年には柚子を使った化粧品も発売した。

 なお、馬路村では2000年には第三セクターを設立し、杉材を使ったかばんや雑貨などの商品化も始めた。

(ブランド総合研究所 田中章雄)

※当記事は、2013年10月21日発行の日経MJ(日経流通新聞)に「地域ブランド AtoZ」として掲載しています。記事は日本経済新聞社の許諾を得て います。 無断での複製・複写・転載を固く禁じます。

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