市HPをFacebookに完全移行／武雄市

佐賀県武雄市（市長：樋渡啓祐）は、8月1日（月）正午より市のホームページを閉鎖して、全コンテンツをFacebook（フェイスブック）ページに完全移行する。

Facebookとは、Facebook,Inc.の提供するソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）のひとつで、2004年よりアメリカにて学生向けのサービスが開始、2006年に一般公開された。日本語版は2008年に公開され、他のSNSに比べると実名登録である点、豊富なアプリケーションによって、マイページをカスタマイズできる点が強みと言われている。
なお、2011年5月時点におけるFacebookの全世界利用者数は7億人を超え、日本国内の利用者数は約340万人。世界最大のSNSサービスとなっている。

SNSは、主にインターネット上で人と人とのコミュニケーションをサポートする会員制のサービス。基本的には、SNSサービスに登録した人同士のつながりを通じて、人間関係を構築する場であるが、企業の社内コミュニケーションや企業トップが直接情報発信するなど、昨今活用の場が広がっている。

武雄市では、全国の自治体に先駆けてtwitter（ツイッター）やSNSを活用した取り組みが推進されており、日本ではじめて市役所全職員がtwitterアカウントを取得（twitterに登録）するなど積極的な取り組みが注目されていた。
組織面でも2011年4月より「つながる部」が新設され、「フェイスブック係」を中心にFacebookに代表されるSNSの市政への活用を積極的に進めている。今回の市ホームページをFacebookページに完全移行するのもその一環。

今回のFacebookへの完全移行に伴い、Facebookの使い方の分からない市民に対しては、民間団体が運営する問い合わせセンターなどが対応。Facebookの仕様で、アカウントを取得しなくてもページ閲覧は可能となったことから、市民利用に大きな問題はないとしている。
なお、本日12時より市ホームページのFacebook完全移行に関する市長会見が開かれ、その内容は動画共有サービスUstream（ユーストリーム）にて配信される予定。

詳細情報：武雄市ホームページ