Most people picking syrawberries simultaneously (single venue) (同時にイチゴ狩りをした最多人数)
宮城県亘理町は、年干を通して気候が温暖な土地で、東北一のイチゴ生産量を誇っている。主力品種「もういっこ」は、宮城県のオリジナル品種で、粒が大きくさわやかな甘さと果汁の甘さを特徴とし、”ついついもう1個手をのばしたくなるおいしさ”という意味も込めて命名されたとか。
東日本大震災の津波により、生産者の9割が営農できなくなる被害を受けたが、ボランティア支援や国の交付金も活用して「いちご団地」が完成。2017年には、1,141人で同時にイチゴ狩りを行うという世界記録チャレンジを行い、イチゴの産地・亘理町を印象づけた。
なお、亘理町では、いちご団地のある地域の住所の字名を「苺里」、「苺浜」、「花苺」という3つに再編することを検討中(登記完了は2020年12月となる見通し)。東北最大のイチゴ産地であることを、住所表記の面からもアピールしたいとしている。
ギネスワールドレコーズでの紹介記事
記録保持者:亘理町
記録認定日:2017年3月5日
場所:亘理町
Largest gyoza dumplings mosaic (image) (最大の餃子モザイク)
同じく亘理のイチゴをモチーフにした世界一がもう一つある。東日本大震災後、”餃子”を配布し支援を行った「大阪王将」を展開するイートアンド株式会社が、2012年に開催された「伊達なわたり まるごとフェア」でチャレンジした挑戦だ。
揚げ餃子(茶色)と蒸し焼き餃子(白色)あわせて5,874個を使って描き出したのは、笑顔の女の子と、亘理町特産のイチゴの絵だった(8.1平方メートル)。
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記録保持者:イートアンド株式会社
記録認定日:2012年3月20日 ※記録は既に更新されています
場所:亘理町
Most consecutive baseball games won by a pitcher (一人の投手が、野球の試合で勝ち続けた最多数)
現在ニューヨーク・ヤンキースで活躍中の田中将大投手。彼が東北楽天イーグルスに所属中の2012~2013年シーズンにかけて、実に30連勝を続けたことが、プロ野球の投手としての連続戦勝記録に認定されている。
2013年には、球団史上初のパリーグ優勝・日本シリーズ優勝を成し遂げており、田中投手は東北挙げての悲願達成の立役者となった。
記録保持者:田中将大
記録認定日:2012年8月26日から2013年10月27日まで
田中投手は、日本で世界記録を樹立した後、本当に世界に飛び出し活躍されていますね。
さて、次回は、しょっつる、ハタハタ、きりたんぽ・・・食のおいしい秋田県の郷土料理にまつわる世界一をご紹介します。
第3回・岩手県の記事はこちら
※ご紹介している記録は、各認定日時点での世界一です。現在は更新されている可能性があります。